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ドル円、円買い介入警戒感の中、149円を挟む小動き。
【10/4相場概況】
東京時間、ドル円は、政府・日銀による円買い介入警戒感の中、時間外の米10年債利回り上昇を受け149.31円まで上昇。神田財務官が「介入の有無はコメント控える」「過度な変動に対してはこれまで通りの方針で臨んでいる」などと発言するが反応は限定的。欧州時間、米10年債利回り低下を受け、ドル円は148.73円まで下押しとなるが、その後は149円を挟む小動き。NY時間、9月米ISM非製造業景況指数は53.6と市場予想通り・9月ADP全米雇用統計は8.9万人増と予想(15.3万人増)下振れとなるが、ドル円の反応は限定的で、149.12円でクローズをむかえた。
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【10/5相場観】
昨日のドル円は動意薄。10/3のドル円下落が、政府・日銀による円買い介入かの確定はないが、円買い介入に、かなり神経質になっており、上値の重い展開が続きそうだ。昨日発表のADP全米雇用統計は9月時点の数値であり、10/3発表のJOLTS(雇用動態調査)は、予想上振れとなったが8月時点で集計時期が違うので注意。推移からすると米国の労働市場は落ち着いてきたように感じるが、明日の米雇用統計の見方がより難しくなった。現時点の9月NFP(非農業部門雇用者数変化-前月比)は前回18.7万人増に対し予想が16.8万人となっている。予測が難しいときには手を出さない事も重要である。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。10/3は下落となったが、トレンドが変わるほどの下げではないように見える。各補助線(転換線・基準線・雲上限先行1・雲下限先行2)は変わらず。テクニカル的には、買い方針継続。懸念ポイントは、再度基準線割れで、雲に接近すると変調となるかもしれない。
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まだ上昇基調継続とみているが、仮に150.16円が天井として、フィボナッチで下値目途を計測。計測値はA=151.94-127.21-150.16・B=127.21-150.16・C=137.23-150.16。大きく2つのサポート帯があり、①Cの値幅に対する38.2%(145.22円)・50.0%(143.69円)と6/30の高値145.07円。②200SMA(単純移動平均線)前後。②までの下落は考えにくいが①までは想定しておく必要があるかもしれない。
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20231005執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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