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ドル円、JOLTS上振れで150円突破後、147円台まで急落。


【10/3相場概況】

東京時間、日経平均が下落となるがドル円は反応せず149.93円と年初来高値を更新。欧州時間、日本政府・日銀の円買い介入への強い警戒感の中、ドル円は149円台後半で小動き。NY時間、8月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が961.0万件と予想の880.0万件を大幅に上回ると、米10年債利回りの上昇とともにドル円は150円を突破して150.16円まで上昇。直後に、まとまった規模の円買いのフローが入ったとの事で一時147.43円まで急落。しかし、直ぐに149円台前半に持ち直すなど、激しい動きとなった。
 

【10/4相場観】

昨晩のドル円の下落に関して、政府・日銀は円買い介入に対してノーコメント。月末の外貨準備額発表まで明らかにはならないようだ。ただ、相当大きな円買いフローが出たと思われるので、介入は実施されたのではないかと推測する。公開しないという事は、まだ介入する可能性があるとみていいのではないか。ADPや米雇用統計が上振れ、ドル円が上昇した場合には急落に警戒したい。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。昨日の下げは、転換線(148.71円)を割り込み、一気に基準線(147.30円)を割りこんだ後、急反発。長い下髭発生となっているので、突発性の動きと判断できるが、再度基準線を狙う動きが出ると、目先の天井を付けた形になりそうだ。

 
まだ、天井を付けたと判断していないので、フィボナッチで上値目途計測更新。150円を突破したので、次の目標は、C波61.8%(150.69円)で、次がD波161.8%(151.45円)。
 


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20231004執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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