ドル円147.37円と年初来高値更新後、弱米経済指標で急落。
【8/29相場概況】
【8/30相場観】
米経済指標発表前に、円安が先行。クロス円が上昇となり、ドル円は昨年11月以来約9カ月半ぶりの高値147.37円まで上昇。そこに、事前予想が前月比マイナスではあったJOLTSが予想を大幅下振れ、FRBによる利上げの成果ともいえる数値で、9月FOMCでの利上げ観測が後退し、ドル円は145.66円まで急落。私見だが、若干下げ過ぎの動きとなった。ただ、結果として上髭のある陰線となり、今日明日連続陰線となると天井懸念が出てくる。本日のADPと週末の米雇用統計(NFP)が前月比マイナス予想となっているが、これらも結果が出るまでなんともいえない。今週の経済指標の結果で先行きの流れが決まりそうだ。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。暫く前から「雲のネジレ」に警戒と解説していたが、昨日は乱高下。しかし、まだトレンドを変える程の下落幅ではない。本日から週末にかけての陰線が連続するかどうかに注目。
フィボナッチでの上値計測だと、昨日の高値147.37円は、上値計測目標の147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの100.0%)レベル到達となる。ここからは、調整の下げがどこまで続くかとなりそうだ。
情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
前回分はこちら
20230830執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?