ジャクソンホール会議が無難に通過し、明けた月曜は、大きな方向性はなく小動き。ドル円は地味に新高値更新となったが、追随する買いは出なかった。今週は、JOLTS・ADP・米雇用統計など、重要な経済指標が続く。米利上げは、経済指標のデータ次第となっているので、流れを見極めてついていきたい。政府・日銀による円買い介入の警戒も継続。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。本日(8/29)・明日(8/30)、雲を構成する先行1(140.37)・先行2(140.34)が、ほぼ同値(ネジレ)となり、8/31には先行1(140.48)・先行2(140.68)と逆転する。「売り・買い」が拮抗しており、マーケット変動の起点となる場合がある。本日は、7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数・8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)の発表があるので要警戒。
フィボナッチでの上値計測だと、昨日の高値146.74は、計測している上値目標146.77円(129.63円-145.07円-137.23円からの61.8%)のレベル。次の上値目標が146.94円(127.21円-137.91円-129.63円からの161.8%)・147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの100.0%)。147円台に突入となると、対象となるものが無くなるため、一気に148円台を目指すかもしれない。
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20230829執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保