ドル円は、4日続伸で142円手前まで上昇。日銀金融政策決定会合を控え、地ならしなのか情報戦が繰り広げられている。今週は、日米欧の金融政策決定会合となっているが、日銀のみが金融緩和策継続とみられているので、対日での金利差から、ドル円などクロス円は買われやすい状況とみる。
日足一目均衡表でみると、転換線<基準線で逆転継続、乖離幅が拡大となっているが、遅行線が26日前チャートとクロスし、逆転が解消。雲突入を回避しているが、右肩上がりの雲が厚い。総合的にみると、やや上げ方向ながら、明確なトレンドは出ていない。フィボナッチで計測すると昨日の高値141.95円は、145.07円-137.23円の下落に対し61.8%(142.17円)レベル。2/3戻しで達成感が出ても不思議ではないが、142円という大台突破なら、流れからして143.21(76.4%)を狙う可能性があると予測する。
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20230724執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保