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売れるスタンプについて何を調べたらよいか、という話

「へっぽこマーケターの日々」第50回(前回は3/27更新)。

表題の通りの調査を今行っている。今回は、どういう調査項目を設定したか、ざっくりまとめてみる。

調査の背景

LINEスタンプを定期的な収入源にするは、普段SNSをフォローしてくれているファンだけでは、すぐ顧客が枯渇してしまう。シャンプーのような消費財と異なり、スタンプは同じものを何度も買うモデルではない。

したがって、作家や作品を知らない多くの人にもスタンプを買ってもらう必要がある。

しかも、ご存知の方もいると思うが、実際に作者の手元に入るお金は売上の一部でしかない。つまり、まとまった収入を得るにはなおのこと多くのユーザーを獲得せねばならない。

作者にどれくらい支払われるかは、以下の通り。

(b) 審査申請日が2015年2月1日以降の場合(中略)
(クリエイターのマイページにおいて確定額として通知された本コンテンツの売上総額 - Apple App Store、Google Play等のプラットフォームに本コンテンツの配布に関して支払う手数料として売上総額の30%)×50%
LINE Creators Market利用規約」より

上記以外にも、「LINE STORE」というwebサイトで買うか、「スタンプショップ」というLINEのアプリ内の機能で買うか、によっても作者への支払い額は異なる。
※アプリ内課金はプラットフォームに手数料を払う必要があるため、後者の方が金額が小さくなる。

調査の概要

2020年2月時点でLINE STORE上位にランクインしていたクリエイタースタンプについて、マーケティングの基本である「4P」を軸に、どんな商品なのかを調査する。

このレシピの内容を基に、売れるスタンプを作っていただけたら嬉しい。

スタンプのセレクト基準

LINE STORE公式の人気一覧や、ランキングサイトに掲載されているスタンプから、任意のスタンプを選んだ。選ぶ基準はいったん自分や周囲の人が買いそうかどうか。

人気スタンプもかなり多いので、ここでバイアスがかかるのも一応承知の上だ。

調査項目

マーケティングの基本フレームである「4P」をベースに下記のような調査項目を考えた。

1. 価格|price

・¥●●●(xx個入り)

2. 販売方法|place

・LINE STORE
  ー スタンプ詳細
  ー 人気一覧
など、どこから買えるか導線を洗い出す

3. スタンプの宣伝方法|promotion

3-1. 「どこで」宣伝するか
3-2. 「いつ」宣伝するか
3-3. 「だれに」宣伝するか
3-4. 「何を」宣伝するか(どんな情報を発信するか)

4. 売るもの|product

4-1. スタンプの内容
4-1-1. 「だれが」使うのか(推測)
※「性別/年齢層/こういうのが好きそう」な人なのか
4-1-2. 「いつ」使うのか
※「誰に/いつ」送る
4-1-3. 「なんのために」使うのか
4-2. 作者にとってのこのスタンプの位置づけ
4-2-1. 何作目のスタンプか
※リリース時期も
4-2-2. スタンプのキャラクターの規模
・Twitterフォロワー数
・Instagramフォロワー数
・Facebookページいいね数
・実績
  ー 書籍
  ー グッズ

調査結果について

こちらについてはこのnoteでも書くかもしれないが、別サイトに簡易ドキュメントとして公開する予定だ。

粗めの調査なので大きく発表はしないと思うが、気になる人はTwitterを追ってみてほしい。

調査自体は、いったん今週で5〜10種類ほどは終わらせる。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。