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「うまくいった」かは誰が決めるのか、という話

「へっぽこマーケターの日々」第31回(前回は2/29更新)。

「この施策はうまくいった」

聴くとうれしくなるフレーズではある。しかしそれは本当なのだろうか?

そもそも「うまくいく」の基準は人それぞれだ。解釈に幅がある。

事実を正しく認識できないと、次のアクションに繋がらない。

「何が」「どれと比べて」「どれくらいの数値」だったのか?それにより次回どれくらいリカバリーが必要なのかも変わる。そこには具体的な数値が必要だ。なんとなく、ではだめだ。

しかも「うまくいった」というのは絶対評価ではないのか?しかも肌感覚の。比較ですらなく。

本当は、
「例年より低かった」のでは?
「前回より低かった」のでは?

厳密に数字を集計していない場合もある。分析は比較と言っても過言ではない。何と比べるのか曖昧なことは避けるべきだ。

そもそも「うまくいった」の基準は何か。
さらには、人によって見ていた数値がバラバラだったらどうか。正しさ以前の問題だろう。

正しくふりかえる

正しくふりかえることは、メンバー間で「どの数値」が、「どのくらいに達していたら目標達成なのか」の共通認識を持って数値を見ることだ。

しかも当たり前だが数値は正しくなくてはならない。もし、間違ってるかどうかもわからないようなら、表計算などに長けた人に、きちんと相談することから始めよう。

データ分析はデータをコツコツ集めるところから始まっているのだ。意外とやることは広範囲なのだ。皆がシビアになるべきだと思う。

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4月からコルクインディーズの連載が始まる。週刊連載をしていく中で、作家さんと一緒に数値をふりかえるにあたり、正しく素早くデータをまとめることを考えなくてはならない。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。