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ただの日記(1/6〜1/10)

1/6(月)

仕事はじめ。人混みが苦手なので会社の初詣には参加せずに定時で業務を始める。
まだお休みの人は5分の1くらい。

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年始からやることの内、2つくらいをまだ具体的な段取りに落とせてなくて、モヤモヤした。
やることが明確になるまで残業しなくちゃいけないようなプレッシャーを勝手に感じて気が滅入る。

やったことのないことは大抵こうなる。
もう少し自分の中に新しいことに対処する術を増やしたい。

1/7(火)

本の要約の共有をして、要約の難しさに直面した。詳しくはこちらのnoteにまとめた。

1/8(水)

ランチで食べた小籠包がおいしかった。おそらく皮の厚みがいい塩梅で、上だけ齧って肉汁を啜りやすかったからだろう。食べやすさはおいしいという記憶を支える、ひとつの要素だと思う。

1/9(木)

一年前に入会した、24時間使えるジムを退会した。夜間の屋外トレーニングは女にはやはりリスキーなので、室内で有酸素トレーニングができることは魅力だった(女の夜間の行動リスクは他にもたくさんある。男の人が本当に羨ましい)。

それでも当面の月額1万円の使い方を再考したかった。筋トレなら家で自重トレーニングをすればよいのだ。

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『西の魔女が死んだ』の梨木香歩のエストニア紀行の本があることをTwitterで先日知り、この日に文庫版がAmazonから届いた。日記やエッセイはこの本のような静かで抑揚のない文体で書きたいと思った。淡々としているのに、情景が立ち上がってくることに驚く。

知らない国の歴史や町並みについて詳細に描かれているので読むのに時間がかかる気がする。そうして読み終えるころには、すっかり梨木さんの口調が自分にも馴染んでいるといい。憧れの文体に近づきたい。

1/10(金)

6日に悩んでいたことのうち、1つは後輩に託したので解決しそうだが、もう一つはいまいちだ。想定力が足りない…。

悩んでしまっているので来週の週次の1on1で上司に相談する。その前にもう少し具体に落としておこう。

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午後最後にやった定例会議はフラットな議論ができてよかった。詳しくは日報noteにて。

自分の段取りのできなさにモヤモヤしたまま、近所のネコがいる喫茶サロンへ。

最近、2匹の内黒い方がマスターにデレデレでかわいい。わがままなお嬢さんに対し、マスターが塩対応なのが特にいい。

このお店は人に教えたくないほど気に入っているのだが、コーヒーも紅茶も中国茶もおいしい。マスターは前世は貿易を生業とする貴族だったに違いない。

そんなマスターが入れてくれたロイヤルミルクティーのお供にと思ったのか、長野の有名な洋菓子店・開運堂の白鳥のクッキーをおまけしてくれた。ネットで見かけて素敵だと思っていたが、実物は初めて見た。

このクッキー、小包装パッケージがとにかくかわいい。まず手に取ると、半透明な白い薄紙のような袋越しに、500円玉よりひと回りほど大きいクッキーが透けて見える。霧で霞んだ湖畔のよう。

袋の片側3センチほどが裏面に向かって折られ、端の部分がおはじき大の白くて丸いシールで留められている。そのシールには薄い青のインクで、シンプルな白鳥が刷られている。それ以外、商品名も製造元の表記も絵もない。潔くて好きだと思った。

そんなパッケージは、まるで冬の白い空が映り込んだ湖面に浮かぶ白鳥のようだった。スタンプの青が白鳥に落ちる陰影を思わせ、青白い冬の寒さを感じる。

クッキー本体は、大胆な曲線で小鳥のようなかわいらしさのある白鳥が彫られている。齧るとホロホロとしたソフトさが少しあり、口に入れた瞬間シナモンがほんのり香る。
きっとアーモンドパウダーが入ってるのだろう。スノーボール呼ばれるコロコロとした白いクッキー・ブールドネージュが好きな人はきっと好きだと思う。

しかしわたしもいつか黒い猫と暮らしたい。

わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。