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【経理・会計・業務フロー】デジタルと効率化はイコールではない#1

※当記事は有料マガジンですが、#1は全文無料です。

みなさんこんにちは
ナガセです。

色々な雑記を書いてみましたが、やはり専門的なことを書こうと思い、マガジン形式での発刊をしてみます。

当ブログは1000~2000字程度に記事を書いていきます。

企業の経理や経営幹部の方、税理士や公認会計士の方にも読んでもらいたい内容となっていますので、是非チェックをお願いします。

デジタル化に関して(デジタルトランスフォーメーション:DX)

さて、タイトルにもあるように最近デジタル化が流行ってきましたね。インターネットが発達し、PCが安価となり、各自1台PCが当たり前の環境となってきました。
仕事の業務フローを見直し、デジタル化を進めていくことを「デジタルトランスフォーメーション(通称:DX)」というようになってきました。
参考URL:↓

DXのポイント

紙の情報、電子の情報、今は仕事するうえで入り乱れているけど、仕事をするときに圧倒的にPC上ですることが増えたんだから、全部PCの中に持っていこう!
というのがDXのポイントです。
段階があって
レベル1 デジタイゼーション:紙を電子データにする(ノートをアイパッドにするとか)
レベル2 デジタライゼーション:電子データにしたものに意味を付ける(使えるようにする)
レベル3 デジタルトランスフォーメーション:いろんなものに流用してめちゃめちゃ便利にする(なにかはわからない)

今回の主題:デジタル化すればいいってわけではない

企業の経理の話を前提で書き始めました。
経理のデジタル化は確かに重要ですが、大切なのは何のために経理をしているか、ということです。

決算書や申告書の作成だけのために経理をするのであればとにかく早く出来ればよいでしょうね。
私の主張は、企業の発展のために経理(会計)を使ってほしいという点です。
ですので、会社全体でどのような会計情報を握るべきかをしっかり見据えてデジタル化する必要があります。
ゴールを見据えてスタートしましょう。

会社(経理)が今まで困っていた会社の事情

  • 特に困っていない(気が付いていない)が、会計が大事なような気がする。お金があるのか、それが日々気になっている。

  • 最新業績の把握が遅れ気味でタイムリーな経営判断ができない

  • 経理をする余裕(人的資源)がない。

  • 相談する人がいない

上記に関する相談相手が欲しい場合は認定支援機関という制度もあります。(が、多くの認定支援機関はデジタル化やIT化、業務フローの効率化は苦手分野です。得意な認定支援機関の見極め方も別記事でご紹介します。)

まずは自社の状況整理からです

経理体制がどうなっているか、簡単にチェックしてみましょう。

  1. 経理代行サービスを利用している(アウトソーシングしている)

  2. 自社で行っているが、現金主義の記帳だ(お金をもらった、払った時だけ記帳している。掛けの記帳をしていない)

  3. 会社の経営状況を定期的に確認していない(決算の時のみ確認している)

  4. 経営計画も作成していない。

  5. 経営計画を策定しているが、補助金等の申請に利用するのみで、途中経過の確認、モニタリングをしていない

  6. 顧問税理士事務所がない。もしくは接触がほとんどない。

おおむねYesだとあまり会計を経営に活かせていない状況です。

もしその状況で業績が良い場合は、もったいない。ちゃんと会計に取り組めば、もっと業績が伸ばせますし、リスクに対する備えもでき、より盤石な経営体制を構築できます。

もし業績が悪い場合は、何が悪くて業績が悪いのか実際わかっていないのでは?それを把握するためにきっちり経理(会計)をやりましょう。

と、こういう記事を書いていこうと思っています。
昨今はIT導入補助金とかがあり、国がデジタル化(インボイス対応)を推し進めたい気持ちが強いですね。
そこに乗じて様々なベンダーから営業攻勢あると思いますが、デジタル化の前に、自社の経営のことを考えて、それに沿ったシステムや仕組みの導入をしないと結局何も変わらないということになり得ます。

各ポイントに関して次号以降は見ていきましょう。

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会社の経理担当者、経営幹部、社長、税理士や公認会計士の方に主に読んでいただくとお仕事のヒントになります。

本業は会社経営における企業の業務フローを見直す仕事をしています。 単なる効率化では意味がなく、1000社を超える会社の経理体制改善のための…

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