#1681 学級崩壊マニュアル
私は初任の頃に、「学級崩壊」に近い状態になったことがある。
今回は、そのときの反省事項をもとに、「学級崩壊のさせ方」を逆説的に整理していきたい。
1 授業が楽しくない、分かりにくい
これは初任者には「仕方ない」面もある。
しかし子どもからしたら、学校で過ごすほとんどの時間は「授業」であるため、それが楽しくなければ「苦痛」となってしまう。
楽しくもなく、分かりにくい授業を毎回していたら、学級崩壊に確実につながるだろう。
2 子どもを無視する
教師は忙しい。
目の前の業務に追われる。
そんな忙しいときでも、子どもに話しかける。
そのとき、忙しさを理由に、子どもを無視してしまうことがあった。
これでは子どもの心は離れていく。
「先生は自分たちに無関心である」というメッセージを送ることになる。
これが学級崩壊につながっていく。
3 男女で接し方が違う
これもよくありがちなミスである。
男子と女子で接し方や配慮が違ってしまうときがある。
特に女子に対して、これをしてしまうと、集団で敵に回されることになる。
学級崩壊一直線である。
4 自信がない
これも初任の頃が「仕方ない」面がある。
教師として1年間の見通しがない。
そして、知識・技能が皆無なので、自分の指導に一貫性がない。
自信もない。
そんな「弱さ」を出したまま、子どもたちの前に立ってしまう。
すると、確実に「なめられる」。
子どもたちになめられたら終わりである。
上下関係が逆転し、学級崩壊状態となるだろう。
学級崩壊につながる要素はまだまだあるだろう。
しかし、以上が私の経験から言えることである。
これらを逆説的に考えると、
➀分かりやすく楽しい授業をする
②子どもたち一人ひとりに関心を向ける
③差別することなく、平等に接する
④「軸」と「自信」をもち、堂々と指導する
とまとめることができる。
これらを教師として心がけ、一貫性をもって行動・指導していけば、学級崩壊につながることはないだろう。
上記のことを肝に銘じておきたい。
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