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#1380 教師が話すと乖離が起きる

子どもは「白紙」ではない。

子どもに一方的に知識を伝達しても、全て吸収するわけではない。

子どもの中には「素朴概念」がある。

それが、外部からの情報によって変容し、別の形の知識が構成させる。

これを「構成主義」と呼ぶ。

この概念に則って教育を考えるならば、教師が一方的に説明したり、知識を伝達したりしても、そこに「乖離」が出現してしまうと言える。

なぜなら子どもは、白紙にコピーするように、全ての情報を吸収することはできないからだ。

だとすれば、教師の説明は最小限に留める必要がある。

できるだけ、子どもの活動を中心にするように努める。

本来、子どもが学ぶべき時間を「返す」のである。

そうすることで、子ども本人が能動的に学ぶようになる。

構成主義という「人間の内部での学び」の割合を高めることができる。

子どもの活動、子どもが行うアウトプット、子どもの調べ学習、子ども同士の対話…。

これらの能動的な学びを実現することで、構成主義に則った教育を実現することができる。

教師の説明だけでは、「乖離」が生まれてしまうのである。

ぜひとも、構成主義を大切にした「子どもが学び取る」学びを支えていきたい。

では。

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