#504 ストーリーの重要性
スピーチや語りをする際は、ただの情報を話すのではなく、ストーリーを話すとよい。
情報だけだと、人は聞き飽きてしまい、その内容も記憶には残らない。
しかし、ストーリーを伝えることで、聞き手の注意を引き、内容に感化され、記憶にも残りやすくなる。
ストーリーは、話を飾る最強のツールなのだ。
ストーリーを構成する際は、①変化前の日常 ②事件・変化 ③変化後の新日常 という三部構成にする。
どんな物語やストーリーにも主人公がいて、主人公が変化する前の平凡な日常から始まる。
そして、ある事件がきっかけで、主人公が質的に変化を遂げる。
最後には、主人公が変化した後の新しい日常が描かれる。
このような三部構成により、人は話に引きつけられ、感動するのである。
この三部構成の中で、一番大切なところはどこか?
それは、①の「変化前の日常」である。
なぜなら、変化前の日常がなく、いきなり事件が勃発したら、それはただの「ニュース」になってしまうからだ。
ただのニュースでは、インパクトがない。
変化前の平凡な日常があるからこそ、事件が際立つのである。
変化前の質が低ければ低いほど、事件の重要性が増し、変化後の振り幅が大きくなる。
そして、その変化の大きさに対して、人は感動するのである。
なので、事件・変化の起きる前の日常が重要だ。
このような三部構成のマジックを意識し、ストーリーをつくれるようにしたい。
そして、より多くの聞き手を感動させることのできるストーリーテラーになっていきたい。
では。
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