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#1705 問題・欠点を見つけてしまう性(さが)

人間の脳には、「エラー検出機能」が備わっている。

そのため、「問題」「欠点」をすぐに検出できるようになっている。

学級担任である教師は、自分のもつ学級の子どもたちの問題点をすぐに見つけてしまう。

なぜか、他の学級の子どもたちは気にならない。

「ちゃんとしている」と感じる。

しかし、自分が受け持つ学級の問題・欠点には、すぐ目がいってしまう。

現に、私が昨年度担任していた子どもたちは、外から見ると「ちゃんとしている」と感じる。

しかし、昨年度をふり返ると、その子どもたちの問題点はたくさんあった。

一方、昨年度1年生だった子どもたちを外から眺めると、「ちゃんとしている」「来年、担任になりたい」と思うことがあった。

しかし、今現在、その子どもたちの担任になり、たくさんの問題点が浮き彫りになっている。

このように、「外の学級」にはあまり「エラー検出機能」が働かず、「自分の学級」ほどそれが機能してしまうのだ。

これが人間である教師の「性(さが)」だと思う。

大切なのは、「他と比べないこと」「価値付けるべきことを意識して見つけること」である。

問題・欠点ばかり指摘して、子どもから嫌われないようにしたいものだ。

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