#1709 俯瞰的に生きる
教師をしていると、なにかと「悩み」を抱えがちだ。
学級経営がうまくいかない。
子供との関係がうまくいかない。
授業が成り立たない。
保護者とうまく付き合えない。
しかしこのような「悩み」は、今現在、目の前の学級を相手にしているから生じるわけである。
これが、1年経てば、担任する学級が変わるのだ。
数年経てば、異動し、学校が変わるのだ。
目の前のある「悩み」など、なくなってしまう。
また、子供たちの担任も、1年後には変わっている。
数年経てば、学校を卒業していく。
子供たちの「問題点」など、見えなくなってしまう。
それ以前に、俯瞰的に見てみれば、同じような「悩み」を抱えている教師は何千人、何万人といるはずである。
また、それ以上に「辛い悩み」を抱えている教師だってたくさんいるはずである。
こうやって、俯瞰的に考えてみると、いかに目の前の「悩み」がちっぽけであるかがよく分かる。
今現在、目の前にある「悩み」は自分自身がつくり出しているのである。
しかし、俯瞰的に捉えてみれば、「悩み」になることもないのである。
世の中はもっと広い。
世の中はもっと奥深い。
もっと自分が捉える視野を広くして、人生を俯瞰的に生きるようにしたい。
そうすれば、ちっぽけな「悩み」など、つくられることはないのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?