#359 そんなことも知らないのか?
知識偏重の時代は終わった。
「そんなことも知らないのか?」に怯える必要はない。
鎌倉幕府の成立年を答えられなくてもいいのだ。
「そんなことはネットで検索すれば出てくる!」と反論すればいい。
そんな領域固有の知識を知っていたところで、何ができると言うのか。
「何を知っているか」の時代は終わりを告げた。
これからは資質・能力の時代だ。
つまり「何ができるか」が問われる時代なのである。
教科書に書いてある領域固有の知識を、網羅的に教える必要はない。
大切なのはもっと汎用性のある、概念的知識である。
概念的知識なら、他の場面でも活用・転移させることができる。
資質・能力ベースで教育を考えることで、結果的に領域固有の知識も獲得できる。
しかしそれは、網羅されていなくてもよい。
資質・能力ベースで授業をすることで、概念的知識を獲得できる。
これは汎用性があるので、領域固有の知識を知らなくても、別の場面でカバーできる。
ネットで検索できる「正解のある問い」は、知らなくてもよいのである。
そんなものは知っていても、知らなくてもこれからは問題ない。
これからは、「正解のない問い」に最適解を出せる資質・能力が必要なのである。
そのためには、転移のきく概念的知識が必要である。
「そんなことも知らないのか?」に怯えず、概念的知識を地道に獲得していこう。
そうすれば、これからの時代の武器になる。
このように資質・能力ベースで授業を構想していきたい。
では。
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