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#1723 ハウツーよりも歴史・理論を学べ

ハウツーを学ぶ者の心理は、「目の前の問題を解消するため」「自分の利益を得るため」という動機に溢れている。

現に私は「英語教育」を専門にしているが、
「英語が好き」
「英語はかっこいい」
「英語を子どもにも教えたい」
「英語の教育法は他とは違うので知りたい」
という心理をもっている。

このように「指導法」「実践例」「ハウツー」に偏ってばかりいる人間は、ろくな教師にはならない。

教師という職業は「公教育」を担っている。

上記のように「枝葉」ばかり気にしていてはいけない。

「本質」「原理」を理解する必要があるのだ。

そのために学ぶべきものが
「教育史」
「教育原理」
「教育心理学」
「教育思想」
「教育哲学」
「教育法規」などである。

このような歴史・理論を学ぶことで、
「現代における教育で大切なこと」
「教育の目的・本質」
「教師としての心構え」
を理解することができる。

そして、これは「ハウツー」「枝葉」を包摂するような「大枠」「根本原理」となるのだ。

これが教師としての哲学をもち、マインドセットを変容させることにつながる。

哲学・マインドセットが整えば、それに見合う「実践例」「ハウツー」「教育方法」などは無限に生成していくことができるのである。

上記の記事のように、私はハウツー本を貪るように読むのは卒業したいと思っている。

ハウツー本を読んだって、それが自分の「血肉」になることはない。

なぜなら、あくまでも「他人の考えた実践例」であるからだ。

そこに自分自身の「教育哲学」は反映されていないのである。

しかし、
「教育史」
「教育原理」
「教育心理学」
「教育思想」
「教育哲学」
「教育法規」などの理論書を読めば、
「大枠」「根本原理」としての哲学を更新することができる。

これにより、自分の「教育哲学」に則った教育実践を創造することにつながるのだ。

ぜひとも、ハウツー本は最小限にとどめ、理論書に挑戦するようにしていきたい。

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