#1596 自己調整タイム
私の学級には「自己調整タイム」という時間がある。
いわゆる「授業時間内に生まれる隙間時間」に設定している。
このときに、「今の自分に必要なことをする」ための時間としている。
この時間にできることをザっと挙げてみる。
・読書
・タイピング練習
・係活動
・家でできなかった家庭学習
・まだ終わっていないパフォーマンス課題やテスト
これらを自分で選択して行うことにしている。
さらにこれらの選択・決定は、「子ども自身」がすることが重要となる。
教師が「~したら?」と提案するのではなく、「自己調整」なので、子ども自身が選択・決定する必要があるのだ。
最終的には、単元テストに向けて自分で計画を立て、目標を達成するために自分に必要な学習を進める。
つまり
・テストに向けての習熟
という選択肢も実現できるようにしていきたい。
また、
・自分が気になること、調べたいことを探究する
という選択肢も可能だと伝えていきたい。
さらに、これらの選択は「該当の時間割に関係なくてもよい」という前提が重要となる。
「算数の時間」だけど、漢字の練習をする。
「社会の時間」だけど、計算の復習をする。
「国語の時間」だけど、社会科の調べ学習をする。
この自由度が大切だ。
このように、「目標を達成するために今の自分に必要なこと」を考え、自己の学習を調整することができる子どもを育てていきたい。
そうすれば、「主体的に学習に取り組む態度」の一要素である「自らの学びを調整しようとする態度」の涵養・評価につながっていくだろう。
ぜひ、上記のことを踏まえ、「自己調整タイム」をレベルアップしていきたい。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?