#1605 すべては大人のせい
最近、私の学級の子どもたちと高学年の子どもたちでトラブルが起きた。
昼休みに、ある活動における練習をしている時間だった。
高学年の子どもたちが「教える側」であり、自学級の子どもたちが「教えられる側」である。
そのとき、自学級の子どもたちは、あからさまに「やる気のない態度」を示したようだった。
それに激怒した高学年の子どもたちが、暴言を浴びせるというものだった。
このトラブルを踏まえ、自学級の子どもたちに事後指導をした。
何人かは涙を流していた。
私は子どもたちが涙を流す姿を見て、「申し訳ない」と思った。
なぜこのような悲しいことをさせてしまったのかと反省した。
トラブルはつきものである。
しかし、すべては「大人のせい」なのである。
まず、昼休みは「休み時間」であり、「休憩の時間」である。
休み時間にやりたくもない練習を強制されたら、そりゃやる気をなくすだろう。
高学年の子どもたちだって、遊びたいはずだ。
そんな中、やる気のない後輩の姿を見たら、腹を立てるだろう。
休み時間に練習の時間を設定している教師側の問題である。
また、担任間での連絡調整が不足していた。
昼休みの練習の形態、目的、時間、要望など、細かいところを高学年の担任に連絡していなかったのである。
完全に私のミスであった。
このように、すべては大人側の問題であり、子どもたちがトラブルに発展してしまうのは自然なことなのである。
子どもを責めてはいけない。
子どものせいにしてはいけない。
子どもを追いこんではいけない。
そもそものシステム、構造を疑う。
大人がつくった設定を疑う。
連絡調整の甘さがないか確認する。
そして、問題が起きたら、大人の側を責める。
そうやって反省していかなければならないのだ。
日々、精進していきたい。
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