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#1462 コレクティブエフィカシー

学習を進める上では、子ども個人が「セルフエフィカシー」「自己効力感」をもつことが重要となる。

しかし学校教育では、個人での学習だけでなく、集団での学習も必要となる。

そこで求められるのが「コレクティブエフィカシー」「集団的効力感」という新しい概念である。

これは
・一人よりも集団で遂行する方が、より大きな成果を出せるという確信
・他の人と一緒に行動することで、より多くを学ぶことができるという信念
を指す。

「対話的な学び」「協働的な学び」が重視される今の時代には、その背後で駆動する「コレクティブエフィカシー」が重要になるのだ。

では、子どもたちのコレクティブエフィカシーを向上させるためには、何が必要なのだろうか。

以下にそれを列挙していく。

①集団内のメンバーにおけるフィードバックの相互教受
②メンバー個々人がもつセルフエフィカシー
③メンバー個々人のコミュニケーションスキル
④課題の解決に必要な知識・技能の構築
⑤メンバー全員に求められる社会的感受性
⑥「自分たちは有能である」という共通の信念
⑦グループ内の役割分担と役割の遂行
⑧集団で解決することが必要となる、相互依存関係を生む課題の設定
⑨「学習のねらい」と「達成規準」の共有
⑩グループにおける協働学習
⑪教師による「達成規準」に基づくアセスメントとフィードバック

以上、コレクティブエフィカシーの向上に必要な要素を列挙してみた。

必要なものを大きくまとめると
・子ども個人に必要なスキル(①~④)
・子ども集団に必要なスキル(⑤~⑦)
・教師に必要な授業スキル(⑧~⑪)
となる。

まず、個人と集団に必要なスキルを教師が指導する。

そのスキルを、協働学習に活かせる段階まで向上させる。

そして、教師が「課題設定」「ねらいと達成規準の設定」「協働学習の流れの想定」「アセスメントとフィードバック」を行っていく。

この繰り返しにより、子どもたちはコレクティブエフィカシーを向上させていくことができる。

ぜひとも、子どもたちのコレクティブエフィカシーを向上させていく実践に取り組んでいきたい。

では。

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