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#623 人間理解

学校教育は「人と人との関係性」で成り立っている。

教師と教師、教師と子ども、教師と保護者、子どもと子ども、子どもと保護者、保護者と保護者。

全て「人との人との関係」が存在する。

そんな特殊な場が「学校教育」である。

そこで営まれる活動では、土台が必要である。

その土台が「人間理解」だ。

「人間理解」という土台があって、はじめて「学校教育」が成立する。

学校に関係する「教師」「子ども」「保護者」が、それぞれ「人間理解」をしていなかったら、学校教育は成立しない。

それだけ重要な土台なのである。

人間理解とは何か?

それは「人間とはどのような存在か」を理解することである。

人間は他の動物とは違う。

知能がある。

社会性がある。

集団で協同しながら生きている。

気分の浮き沈みもある。

「自分を認めて欲しい」という承認欲求がある。

「誰かとつながりたい」という関係性の欲求がある。

「自由に生きたい」という自律性の欲求がある。

「もっと知りたい」という好奇心や有能性の欲求がある。

「否定されたくない」という防衛の欲求がある。

「自分らしくいきたい」という個性発揮の欲求がある。

そして「仲良く心地よく生きたい」という平和の欲求がある。

そのような「人間とはどのような存在か」を理解することが重要である。

この「人間理解」をすることで、学校教育の基盤ができあがる。

基盤がしっかりしていれば、教師と子どもの関係も、子どもと子どもの関係も良好になる。

全ての教育活動が円滑に進み、子どもたちが豊かに、健やかに成長していく。

全てのスタートは「人間理解」なのである。

このことを、子どもたちに理解させることが求められる。

そして何より、教師である自分自身が「人間理解」を深めることが重要である。

これからも、さらに「人間理解」を深めていきたい。

では。

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