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#1868 「ほめる」「叱る」の再考

今回は、『授業力&学級経営力「ほめる・叱る」を再考する』からの学びを整理する。


・ほめることの弊害
➀褒美がないと動かなくなる
②褒美がエスカレートする
③褒美を駆け引きの道具にする
④「0-100思考」になる
⑤褒美のために手段を選ばなくなる

・ほめることの負の側面
➀「できていなかったこと」の顕在化
②外的コントロール(主体性・自発的な意欲を奪う)

・ほめるときのポイント
➀ほめた行為がなぜ望ましいのかを自覚する
②ほめる行為が子どもの幸せを実現するためのものにする
③ほめる言葉・観点・態度が子どもを管理するためになっていないか

・目の前の行動を変えたいとき(介入効果)→叱る
 その後の行動を変えるために学んでほしいとき(学習効果)→諭す

・危機介入以外の「叱る」は、叱る人のためのものである。

・「叱る」「ほめる」に効果がない理由
➀行動の結果に着目している
②基準が大人側にある
③子どもを変えるのは簡単だと考えている

・叱ることの意味
➀世の中は思い通りにいかないこと
②自分とは異なる考え方をもつ人がいること
③守らなければならないルールが存在すること
 を伝える・教えるため

・「叱って終わり」ではなく、叱ることが「始まり」である。
 ※「どうすればよいか」を一緒に考えていく。

・「ほめる」「叱る」は外発的動機づけである。

・ほめるのではなく、認めて、喜びを分かち合い、祝福する。
 叱るのではなく、伝えて、言い分を聞き、できたら感謝する。

・「カオマル」でアンガーマネジメント

・「第三者の意見」を活用するフィキシングソリューション効果

・認知的不協和を生かす方法
➀コミットメント
②自己決定
③ポジティブなイメージづくり
④頼みごと

・解決志向アプローチ
➀うまくいかない指導は変える
②うまくいっている指導は続ける
 ※生じた変化(例外)が解決の糸口になる。
 ※原因追及をしない。

・「感情」を聞くことで、ネガティブさが浮き彫りになる。
 →同じ過ちをしなくなる。

・「ありがとう」「貢献感」が、当番のサボりを改善する。

・「バカと言う方がバカである」ことを教える。
 ※語彙力を増やすことの重要性を伝える。

・「言葉の乱れ」「物の乱れ」「姿勢の乱れ」「生活リズムの乱れ」を整える。


以上が書籍からの学びである。

2学期以降の学級経営に生かしていきたい。

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