見出し画像

バイロンベイでサーフィン体験したら、ギャップ萌えだった。(前編)

オーストラリアのバイロンベイをご存知ですか?ヨガ、オーガニック、サーフィン、スローライフにヒッピー文化


思わず飛びつきたくなるような、ワードが並ぶこの街。

そうです。かくいう僕も、そんなワードを聞いて、バイロンベイに足を運んだのです。どうも、てりやき(@wellbeingposi)です。


そんなバイロンベイで僕がもっともしたかったこと。それがサーフィン。

「あ、サーファーなんだ、この人。」

と思ったそこのあなた。


完全に甘い。河村隆一の歌声くらい甘い。


「僕のサーフィン経歴」

・日本でサーファインスクールに挑戦し、ウェットスーツが身体にフィットしすぎて、女子プロの衣装みたいになる。結果、一度もキャッチザウェーブできず。

・ハワイのホノルルビーチでボードを借りてサーファインを体験するも、体が重すぎて、ボードが沈み、文字通り撃沈。


以上。



そうです、サーファーと呼ぶには、程遠い経歴。

しかし、決意を新たに、このサーフィンの聖地バイロンベイで、サーファインをすべく、一念発起してサーフィン体験に申し込んだのでございます。


ネットで申し込みを済ませ、指定された時間にメインビーチにあるお店に足を運びます。たどたどしい英語で受付を済ませ、ウェットスーツを試着。

さすが、オーストラリア。日本では、制服のサイズがないという理由で2度バイトの内定を取り消した僕ですが、一発OKでウェットスーツも確保。裸一貫、荒波と対峙するしかねーかと思っていた僕には、これだけでも大きな一歩です。


僕と妻の他にも、何人か講習に参加する人がいるようで、全員揃うまで待機。この時間になると、極度の人見知りの僕の緊張感はマックスに。

時間になると、陽気なヒゲのお兄さんに声をかけられ、バスに乗せられます。


バスの前方にはヒゲのお兄さんと、セーラームーンくらい髪が長い細身のお兄さん。キャップをかぶったむきむきが座っています。


そして、突然MacBookを取り出したかと思うと、バスのスピーカーにブルートゥースでパソコンをつなぎ、バスのスピーカージャックして、ごりごりの音楽を駆け出して、歌い出します。


年季の入ったバス。ヒゲ面のお兄さんと、セーラームーン兄さんと、キャップのムキムキのオンステージ。

まるでラオウの昇天かのごとく、拳を高く天に突き上げ(正確にいうと、バスの天井)、バス中に響き渡る声で歌うセーラーお兄。


あげく、立って踊り出すヒゲ兄。

道交法はどうなっている?日本では、わざわざ市バスの運転手が「バスが完全に停車してから、席をお立ちください」とアナウンスをいれることもあるほどだぞ?


「クラップユアハンズ」


ん?待てよ。

今彼は

「音楽に合わせて手拍子せよ」

と言わなかったか?


一緒にいたお客さんの何人かが、共に歌い出し、リズムに合わせて手拍子を始めました。

とうとう、キャップのムキムキがギターを取り出す始末。


あぁ、甘かったのは僕の方だ。オーランドブルームのマスクくらい甘かった。

ん?待てよ。甘いマスクというが、この世で一番甘いマスクなのは、アンパンマンなのでは?

いや、今それはいい。その件は後日考察しよう。


今からきっと、日本では決して合法ではない植物の葉っぱに火がつけられ、みんなでハイになって、裸で踊り出すんだ。そのまま海に飛び出し、1日ハイになって、ビーチで踊り狂うんだ。


まぁそれもいい。(いや違法行為は良くないが)。ここまできたら覚悟を決めるしかない。バスはまだまだ走り続けている。隣には妻もいる。僕だけ一人でダイハードばりに窓から道路へ身を投げて助かるわけにもいかない。

このこうなったら、僕もバイロンベイで、新たな自分の一面を発見しよう。


そう覚悟を決めた時、突如音楽がやみ、セーラー兄さんが話を始めました。

「もうすぐ、今日のポイントにつく。まずは、海が見渡せる丘の上からしっかり波を観察して欲しい。これがサーファーの基本。心を落ち着かせて、風の方向を読み、どこにいい波がきてるのか、どこから沖に出るのが正解か。しっかり見極めることがサーフィンでは大切なんだ。」


いや、ギャップ!!


さっきまでの、パリピ感どこいったんだ。心を落ち着かせてって、オーストラリアのサーファーの切り替えの速さえげつなくないか?こちらは、窓から身を投げるかどうかの寸前まで心揺さぶられていたっていうのに。


「それから、海についた後は安全に行動して欲しい。こちらの指示をしっかり聞いて、適切に動いて欲しい。」


いや、クラップユアハンズの指示だす前は、そんな話しなかったじゃないか。それはつまり、クラップユアハンズは「up to you(あなたの判断で)」だったということか?



他のヒゲ面の兄さんも、ムキムキも(この時彼はキャップを脱いでいた)、神妙な面持ち。


いや、ギャップ!!ギャップ萌え!!



そうして、バスはその日のポイントに到着。これから、僕と妻のサーファイン体験が始まるわけです。


長くなったので、海に到着してからの話は、また次回。ちなみに、セーラーお兄のギャップ萌えはまだまだ続きます。世の中のモテたい人。参考になるから、次回も読んでね。








サポートしていただいたお金は、旅の資金に回し、世界のどこかであなたのことを勝手に想像してニヤニヤしたりなどします。嫌なときは言ってください。