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5年後に想いを馳せる前に豚を焼く

仕事柄5年前に同僚だった人と、5年後にまた同僚になったりすることがある。


そうすると、5年てあっという間だけど、5年の間にいろいろあったんだなーと感じることがある。


5年前は、独身でしょっちゅう一緒に飲みに行ってた人が、5年の間に結婚して、子どもができていたりする。
飲みに行くにも、奥さんと子どもの了解が必要だったりするわけだ。(子どもの了解はまだいらないか、、?)

彼女が欲しいと嘆いていたあいつが、今や奥さんの顔色を伺っているなんて!



まるで、飲み会で店員さんがラストオーダーを聞きににて、え、もうそんな時間となるように、あっという間に過ぎた気がしてた5年。

大人だから顔もそんなに変わってないし、(体型はどうだろう?)
業務の内容や仕事上の関わりが大きく変化したわけじゃないのに。

でも、会っていなかった間にお互いいろんなことがあったのだ。


たぶん、僕の知らない感動や葛藤もあっただろうし、お金の使い方も変わっただろうな。お酒の飲み方も。



僕もその5年の間に仕事を辞めたり、世界一周したり、別の仕事についたり、また元の仕事に戻ったりしたので、いろいろあったわけだ。(いろいろありすぎな気もする)



大人になるとついつい未来に想いを託しがちだ。

5年後はこうなりたいとか、今年こそはとか!

ただ、そう考えると5年後に想いを馳せるのもいいけど、今という瞬間を色濃く生きたいなとも思う。

今日のこの瞬間に命を燃やしたいまではいかないけど、明るい未来を想像するより前に、今を楽しくする方法を探したり、今をより濃く自分の中に焼き付ける必要はあるかもしれない。


毎日何気なくルーティンをこなしているようなつもりでも、毎日同じことの繰り返しだと思っていても、実はこれから5年の一瞬一瞬に事件は起きているわけで、感動も葛藤もあるんだろう。



年をとればとるほど、時が過ぎるのが早くなるとかいうけれど。それはやっぱり、日々に事件が起きなくなるからだとかいうけど。

だったらなおさらだ。淡々と過ぎる日々にもっと心を砕いていきたい。

というわけで、今日は毎日のルーティンになっている家事に情熱を傾けてみようと思う。

今日は豚を焼く。トンテキ。より美味しく、よりジューシーに。

そしてぼくは5年後にこの記事を読んで思い出すわけだ、あぁこの日僕はこんなこと考えて豚を焼いたのかと。

あぁまた5年後に想いを馳せてしまった。

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