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#11.プロ歌の完全な耳コピが一番の近道!

Photo@Kengo.Abe
歌を覚える時はどうしておられますか?その歌を何回も聞いて覚える方がほとんどでしょうか?

ショークラブ生え抜き現役歌手の平山てりです。

私の場合、お仕事では英語の曲を歌う事が多いので、英詞を見ながらとにかく聞きまくります。
全く知らない曲の場合は、譜面を見ながら聞きまくるというパターンもあります。
聞きまくった後に、耳コピします。

耳コピで大事なのが、自分の声で全く同じようにコピーするという事。
音程、リズムは勿論のこと、グルーヴやニュアンスまでコピーすることを意識します。
そう意識して耳コピしても、必ずその通りにはならないのが常です。(キーが合っていなかったり、テンポが速すぎたりします。)
コピーできているかどうかは、歌の先生にジャッジしてもらってください。初心者の場合はコピっているつもりでも、リズムが違っていたり、本物と違う事がほとんどです。コピってたとしても、時間が経つと忘れてしまって、違うリズムになっていたり、音が曖昧だったりします。それをきちんとジャッジする人が必ず必要です。
というのは、初心者の耳は、まだまだ成長しきっていない事が多いのです。聞き取って真似したつもりが、細かいところまで聞こえていない事ががとても多い。それは唖然とするくらいコピれてなかったりします。
私はその場合、どこがコピーできてないかを細かく解説します。
音とリズムを覚えられたら、あとはニュアンスとグルーヴです。これもジャンルによってノレている場合もあれば、ノレてない場合もあるので、これも要注意です。

耳コピできているかどうかは、まずご自分だけで歌ったものを録音してみてください。本物と比べて必ず、「何かが違うな?」と思うはず。それが、ニュアンスとグルーヴです。発声の悪さによって、喉に引っ掛けた歌い方になっている可能性もあるかもしれません。

耳コピの注意点、どうぞ、頭に片隅に覚えておいていただけたらと思います。