【技術ブログ】自宅にスマートロックを導入した話
みなさまこんにちは!株式会社TERAZのエンジニア、くらたにです。
前回は工場の製造現場の例を挙げ、IoT導入検討のポイントをご紹介致しました。今回は前回の内容を、より身近な例で、自宅にスマートロックを導入した話に当てはめてご紹介致します。
As-is、To-be分析をしよう
まずは、家庭の「As-is」を書き出してみます。色々ありますが、自分にとっての優先度順に少しだけ挙げてみます。
- 子供に玄関の鍵を持たせる必要が出てきたが、鍵の紛失が心配。もし紛失した場合は対処が大変でそれなりの出費が発生する。鍵の受け渡しの管理も面倒。
- 子供だけで家にいる事があり、防災・防犯上心配がある。
- 家事や仕事、学業など多忙のため家族のコミュニケーションの時間が少なくなってきた。
次に「To-be」を考えてみます。
- 子供が鍵を紛失しても、なくした鍵を容易に無効にする事ができ、それほど出費が発生しない。鍵の管理が容易。
- 子供だけで家にいる時も、家の中や来訪者を確認できる。
- 忙しくても簡単に家族のコミュニケーションができる。
こういったところでしょうか。
スモールスタートでいこう
まずは優先度の高い問題を1つ取り上げます。ここでは上記3つのうち、『玄関の鍵』の問題を解決する方法を探してみます。
最近の玄関ドアは、顔認証機能によって自動で玄関の開閉ができます。これに交換したら全て解決して色々便利になるのかもしれませんが、費用が最低数十万円~かかってしまいます。
一方、ドアのサムターンにかぶせて貼り付けるタイプのスマートロックが、安いものでは数千円から販売されています。子供にはスマホはまだ持たせていませんが、オプションでリモコンキーもある製品もあるので、それを持たせれば問題の解決には十分そうです。
手段と目的を明確にしよう
スマートロック市販の製品を比較していると、それぞれ色々機能があって、選択に迷ってしまいそうになるかもしれません。
目的はAs-is、To-be分析から導き出した課題の解決、スマートロックはそのための手段ですので、そこがブレないよう注意が必要です。
関係者との連携を強化しよう
現状の課題から、目的、費用、期待する効果など、家族に説明して、理解を得ます。ここをうまくできれば、次にもつながります。
結果
サムターンにかぶせるタイプのスマートロック本体と遠隔制御用ハブ、リモコンキーを購入しました。
合計3万円ほどかかりましたが、鍵の紛失の心配は解消できました。また、鍵を開ける操作が楽で、遠隔から施錠忘れの確認もできるようになり、家族皆満足しているようです。
おわりに
前回からここまで、技術の話がありませんでしたので、少しだけご紹介します。購入した製品「SADIOT LOCK」では、AWSが利用されているようです。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/event-report-iot-at-loft-20/
ここに『スマートロックの商品化まで』のPDF資料があります。
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