母の褒め方修行。むちゅめよ、母は日々精進しています。
こんにちは。創作系寺嫁のゆかと申します。
今日のイラストは、五月らしいものを選んでみました。
しいたけ、たけのこ、兜ゴーストくんです。
兜ゴーストくんは、参拝者様から、「五月なので、帽子ゴーストくんのお帽子が兜になったりしませんか?」というお声を受けて、出来上がりました。
竹林の中を、みんなで歩いている一幕です。さて、みんなは何をみつけたのでしょう??
さて、今日は、子どもを褒める、ということについて書いてみました。
子育てをしている上で、良く聞く言葉に、
「お子さんを褒めて育てましょう」というのがあります。
どちらかと言えば、「しっかり叱る・しっかり躾ける」年代で育った私としては、「褒める」という行為になじみがありません。
簡単に思いつく「誉め言葉」は、「偉いね、いい子ね、賢いね」というものですが、これはなんとNGなのだそう。
もちろん、絶対言ってはいけない、ということではないのですが、これしか言わないのは問題だ、ということらしいのです。
では、何を言えば褒めたことになるのか。
さっぱり見当がつかなかった私は、いくつかの育児書を読みました。
昨今、お困りのお母さま方に向けて、プロの保育士さんたちが書いた本がかなりあります。
いくつか読んでいくうちに、なるほど、と思えるものが見つかりました。
「できたね~!」
これだけで良いというものです。
なるほど。
確かに、大人でも、「いつもありがとう。苦労掛けるね」と言われたら嬉しいものですが、
「ここも掃除してくれたんだ、ありがとう」とか
「法事で疲れてるところを、頑張って家事も育児もいつも通りしてくれてありがとう」とか、
自分が「頑張った」と思っている具体的なところを伝えてくれると、
見ていてくれたんだ、と思って嬉しくなるものです。
その上、大人と違って、子どもは超特急の成長途中。
毎日、毎回、全ての出来事が、「ぼくできた!」「わたしできた!」の連続です。
昨日できて、今日できて、明日もできることだとしても、
まだまだ試行錯誤の真っ最中。
子どもの中で、「うむ、これは今までよりもうまくできた!」なんて思っていることもあるのかもしれません。
かくいう我が家でも、一歳七か月のむちゅめが、第3回「ひとりで食べるもん!!」期に突入いたしました。
これはお箸で食べるの。
これはフォークで食べるの。
これはスプーンで、コップはここにおいてあるのを、ちゃんと自分で引き寄せてから。
全部自分でやりたがります。
まだまだへたっぴさんですが、それでも彼女は一生懸命。
しかし、どうしたことか、むちゅめはかなりのこだわりやでもあるのです。
母親の私はなんとかほめて伸ばそう!と、育児書に書かれた通りに、失敗したって大丈夫、頑張ってるから!と、ご飯を零したときに
「がんばったね~!」と言ってみたところ、
たいへん口をとがらせて、拗ねられました。
どうやら、「失敗した」という事実は、「失敗した」と認めてもらわなければ気が済まなかったようで。
いら立ち紛れに「あーあ、おちちゃった!!!」
と怒られました。
なるほど、「落ちちゃったね~」という方の事実を言わなければならなかったのですね。
少なくとも、うちのむちゅめにとっては、
「できたね~」も事実であれば、
「おちちゃったね~」も事実であり、
母親がきちんと自分を見て、事実を受け止めてくれるかどうか、の方が重要なようです。
うーん、難しい。
まあ、確かに、大人も、失敗しても「頑張ったから成功だよ!」と言われたら、「いや、失敗したんですけど??」と思いますから、子どももそうなんでしょうね。
子どもは侮れないとは思っていましたが、まさかここまでとは……。
しっかりと子どもに向き合う必要がある、というのはこういうことかと学習した母でございました。
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