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子育てしたら、スタバがなおさら素敵に見えた件。その2


みなさま、こんにちは。
創作系寺嫁のゆかでございます。

さて、先日の続きです。

産後、久方ぶりに訪れたスタバが、素敵空間であるというお話です。

とにかく、店員さんが親切なのです。
むちゅめを見た瞬間、嬉しそうに「いらっしゃいませ~」と言ってくださいます。
嫌な顔をする人なんか、誰もいません。
むしろ、みてみてかわいい~って感じで店員さん同士が合図をし合うのです。
これは、家とスーパーの往復で生活が終わっている子育て母にとって、かなり嬉しいことなのです。

そうでしょうちのむちゅめかわいいでしょ~~~!!

と思うのはもちろんですが、我関せずの態度を取られると、「連れてきちゃまずかったかしら…?」と不安になるのです。

だから、こうして興味津々でかわいい~と全ての店員さんが言ってくださる環境は、一杯のコーヒーをいただく前にすでに安らぎを覚えるほどうれしいことでした。

そんな店員さんの姿勢が分かるのか、店内でお召し上がりのお客様の中にも、嫌そうな顔をする人はいません。
もちろん、我関せずの人はいますが、半数の人は興味津々でむちゅめを見てくださいます。

もうちょっと大きくなってきて、自分から愛想を振りまくようになったときには、手を振ってくださる方も多くなりました。
最近では、とてとて歩いてお姉さんをナンパしにいったり、
「おいすすわる~!」と言って周囲に微笑ましそうにみていただいたり、
ともかく温かいのです。

そして、これまた毎回のように、「お席でお待ちくださいね」と言ってくださいます。
むちゅめが場を和ませてくれるので、おっかなびっくりしつつも自分からカスタマイズができるようにまで成長しました。
母も成長するんだよ、むちゅめと一緒にね!!

そんなスタバですが、
さらに赤ちゃん連れにイチオシの理由があります。
おむつ替え台があるんです!!!
全ての店舗かは分かりませんが、この子供が減った田舎の店舗にあるのですから、多くの店舗にあるのでしょう。

ちょっと付け方が逆で、ドアとおむつ替え台の間に私が挟まってしまうのが難点ですが、それを差し引いても、そもそもこういったオシャレ空間におむつ替え台があるトイレというものがない場所が多いのです。

飲食店にはおむつ替え台の設置を義務付けるか、おむつ替え台がありますステッカーをドアに貼るなどの工夫が必要だと思います。
それくらい、おむつ替えのタイミングは未知数なうえ、おむつ替え台があるお店というものは、子連れにとってありがたい存在なのです。

そういうわけで、もっぱら私の憩いの場はスタバになりました。

最近では、ちょっと早めの時間に行って、眠気覚ましのカフェインを摂取しながら、むちゅめとお昼ご飯をするのがセオリーになってきました。

自分で歩いて、自分でミルクを飲んで、自分でワッフルを食べるむちゅめ。
むちゅめのためにワッフルを頼んだのに、私のパンに興味を示してくるむちゅめ。
ときには、甘えて、食べさせて~とフォークを差し出してくるむちゅめ。
食べ飽きたのか、全てのワッフルを次から次へと母の口に詰め込もうとするむちゅめ。
まって、むちゅめ。私はおいしいものはじっくり味わいたいんだけどな!

食事についても、店員さんはかなり気を使ってくださいます。
おしぼりを多めに渡してくださる方。
フォークの種類を聞いてくださる方。
(お気遣いいただいた小さなプラスチックフォークよりも、うちの子は大きくてもしっかり刺せる金属フォークじゃないとうまく食べられないのだと言ったら、次からもそうしてくださいました)

ワッフルは、最初、むちゅめと半分こしていたのですが、
むちゅめはそのままだけど、わたしはホイップを掛けたい……!という苦悩を聞いてくださった方は、ワッフルを二つに切って、別々のお皿で出してくださいました。
(今ではすべてむちゅめに食べられるので、プレーンのままいただいております)

スタバの店員さん、本当に一体どんな教育を受けてらっしゃるのかしら……?と、毎回思うのです。

本当に小さなことだと思います。
たとえば、お客様が並んでいる時に、まごまごしながら注文して、プリペイドカードに小銭で入金をお願いしつつ、むちゅめがあちこち行こうとするのを止めつつ、
飲み物の分からないことを尋ねるお客に、
いらだちを見せず、笑顔で、丁寧に対応してくださるんです。

いらだちを見せないのは、商売人なら当然でしょう。
笑顔はまあ、普通です。
問題は、「丁寧に」のところです。
対応する側が焦りを含んで早口になれば、それにつられてこっちまで焦ってくるんです。
これはついついやってしまう人が多いのではないかと思います。
私も、その立場になったら、つい焦らない自信はありません。

が、スタバの店員さんはいつもゆっくりしっかり、丁寧な受け答えを続けてくださいます。
聞き取れず、尋ね返しても、とても丁寧に言ってくださいますし、
優しい心で対応してくださっているのが分かるのです。

こんな人になりたいなあと思わせてくださる店員さん。
来てもいいんだ、と居場所を与えてくださるスタバのあの空間の柔らかさ。
毎日が怒涛で、ご褒美がほしい!と思ったときに、笑顔を見せてくださる場所は、本当に貴重です。

最初は、スタバは苦手な場所でした。
カタカナ語が分からない私には、難しすぎたのです。
それでも、分からない私を馬鹿にしない店員さんにほっとした中学のあのときから、本当はその優しさは変わっていないのだと思います。
小心者の私には、受け取るだけの余裕がなかったのでしょう。

一人で喫茶店に入っても怒られない大人になった私は、
むちゅめを連れていったスタバで、
その変わらぬ優しさにとても助けられています。

願わくば、スタバがずっとそんな場所でいてくれますように。
そして、子育てが終わった後には、次は私が、スタバの安らぎの小さな一助になれますように。

そう願いながら、とりあえず今は、スタバの方のたくさんの優しさに、甘えさせていただいているのでありました。

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