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浄泉寺さんへ行ってまいりました! 準備編

こんにちは。創作系寺嫁のゆかでございます。

前回の「出会い編 その2」に引き続き、「準備編」でございます。

さあ、来る6月25日。浄泉寺さんと専修院さんの合同御朱印会に参加させていただくことが決まりました。

法要の予定を確認して、住職である弟さんにご報告。
(兄弟でお寺を継いでいて、外回り担当の弟さんが住職、内回り担当のともみさんが副住職を継いでおります。大変ややこしいです)

快く送り出していただけることになり、まずは一安心です。

さてはて、土地勘がない我々、お宿は浄泉寺さんに用意していただけるということで、安心。
道中の路線はどのようにするべきか、とYahoo!の路線情報とGoogleMapと首っ引きで、なんとか把握。
とはいえ、方向音痴の私は、路線と時間を調べるだけで、道中の進行方向は全てともみさんにお任せなのですが(笑)

そうこうしていたら、浄泉寺さんから、「かりょぴんが描けました!」とイラストが一枚送られてまいりました。

かわいい女の子キャラが売りだという浄泉寺さんですから、うちのキャラクターの「かりょぴん」(涅槃図にある迦陵頻伽をモデルにしたオリジナルキャラクター)を描かせてほしいと言われて、「どうぞどうぞ」と快諾していたのです。

背丈は? 等身は? バストは? 何歳くらいの設定ですか?
羽はどこから生えてる設定? 服はどうなっていて、髪型はどうなっているんですか?

というイラスト描きさん特有のご質問に、
「か、考えてなかった……!」
と、呻きながらなんとかお答えしたともみさん。
目は釣り目? 垂れ目? 普通? と尋ねられ、過去の絵をどれだけ見返してみても、丸でしか描かれていなかった目に笑い転げるわたくし。

そんな一幕があっての「かりょぴん」です。
浄泉寺さんのカラーが良く出た、元気いっぱいの女の子かりょぴんに、「かわいい~!」とテンションが上がるわたしとともみさん。

なるほど、こうやってコラボの御朱印を作るんですね~と、呑気にしていたのです。

このときは。

さらに日が過ぎ、
預かっていた御朱印帳をレターパックに入れてお返しし、
ひまわり畑で浄泉寺さんの馬頭ちゃんが大根サウルス君に抱き着いている絵をお届けし、

我々の都合で道中の日程が変更になり、もう一度路線情報を調べ…などということがありましたある日のこと。

先日送った絵を見て、新しい絵を思いついた、と浄泉寺さんから連絡がありました。
そこには。

樽ゴースト君と並ぶ、樽に入った馬頭ちゃんの姿が……!

なんとかわいい!
樽に入れるという発想はなかった!

盛り上がった夫婦でしたが、そこが転換点でした。
おもむろに水彩紙を出してきたともみさんが、負けじと絵を描き始めたのです。
「ちょっと負けてられないな」と言いながら、食後に絵を描き始める夫……。

お風呂から上がったときには、樽ゴースト君と樽に入った馬頭ちゃんが描かれていました。

さらに次の日、起きてみると、その絵はほとんど完成していました。
謎に素敵なクオリティ。

やがて、朝食を食べながら、ともみさんは言いました。
「ここまで良いのが描けたら、何かに使いたいな……」
「いいと思いますけど……」

私は困惑します。
「浄泉寺さんとこいくの、来週ですよ??」

なんと日がありません!!

そもそも、欣浄寺は直書きのみの「絵の御朱印」が基本のお寺です。

書置きの印刷された御朱印を、発注するノウハウがありません。

今更何かできるものか、と思いながら、とりあえず、浄泉寺さんに相談してみると、奉書紙に印刷してくださる印刷所を教えてくださいました。

今からでも間に合うのかとどきどきで調べてみたら、なんと間に合います!
出立の前々日に届く予定ですぐさま発注!

出立の前日は、旅支度で時間がありませんので、届いた日に開封。
すぐに印を押し、サインを書き入れるという、超特急の日程でなんとか用意が整ったのでした。

その間にも、話はどんどん広がります。
せっかく来ていただくのであれば、絵を描けたらいいね、という話になったのです。

書置きだけ、というのはそもそも欣浄寺のスタンスから離れてしまいます。
メインは直書き、書置きはサブ、という認識があるのです。これは崩したくない前提のようなもの。

さあ、ともみさんが悩みました。
どれだけ人数を絞っていただいても、一人あたり15分で絵をお描きしなければなりません。

悩みは尽きませんが、とりあえず、なんとかやってみることにしました。

「遊びに行く予定だったのに……」といいながらも、どうせ何かを描かずにおれない人なんですから、最初から「描きます」と言っておいた方がいいに決まっています。
描く気分になったので、今からだけ描きます、と言ったら、それまで描いてもらってない人に不公平じゃありませんか。

と、わたしは思うのですが、ともみさんは最後まで悩んでいました。

ともあれ、一時間に4人までという人数制限を設けてもらうことで決定。

絵柄は、ちゃんと15分で描けるように「れんこん・しいたけ・大根サウルス、ゴースト君・おまかせ」の5種のみに決定。

おしながきも前日にぎりぎり完成して、浄泉寺さんにInstagramで公表していただくことになりました。

あまり早くお知らせしてしまうと、恐ろしい人数が殺到するから、直前に出します、と言われ、戦々恐々のまま出立する私たち……。

さてはて、どうなることやら。
期待と不安を両方抱えたまま、明日の出立に備えて早くに就寝するわたしたちなのでございました。

番外編へ、続く!



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