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AI講師 Speak を使ってみた感想

Speakが気になっており,プレミアム契約するか迷っている人の役に立てばと思い,簡単な感想を書きます.プレミアムプラスプランで,毎日最低1会話くらい2ヶ月ほど使ってみた感想です.レッスンみたいなやつは全くやっておらず,AI講師との会話だけをやっていました. 始める前は英語の筆記(R/L)であればそこそこできる(だいぶ前にTOEICで900点くらいとったことある),旅行先で簡単な会話くらいならできる状態でした.ただ,長い会話や,ちょっとでも複雑なことを伝えることは全然できず,

    • 経産省からトヨタへのEV開発補助金:1200億円

      経産省がトヨタにEV開発補助金として1200億円を支給するらしい. https://news.yahoo.co.jp/articles/ede63ea80d440a16df5c55f56dfb531d06071412 二年半前には,EUがBMWを含むEV開発プロジェクトに29億ユーロ(3600億円ほど)を交付しており,日本は周回遅れである. https://www.gaisha-oh.com/soken/ev-battery-state-subsidy/

      • レアメタルは不要になる?

        脱炭素社会の実現のために必要不可欠なレアメタル. 近年,その資源枯渇問題や,資源開発の際の人権問題が浮き彫りとなっており,対応が迫られている.日本も特定重要物資にレアメタルを含む鉱物を指定している. 資源問題として挙げられる例としては,リチウムイオン電池に必要不可欠なコバルトは,4分の3の生産がコンゴ民主共和国で行われており供給が不安定だ.また採掘の際に12歳にもみたない子供が,危険な環境下で労働をさせられていることが知られている そのような状況の中,様々なメーカーはレア

        • サステナビリティのためにお金を使う企業

          https://www.wsj.com/articles/many-companies-boost-sustainability-budgets-despite-economic-uncertainty-11675176684?mod=trending_now_news_4 経済が心配でも,ほとんどの企業がサステナビリティの予算を増やすかキープしている.

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          コバルト資源は危険な手掘り

          https://www.asahi.com/articles/ASQ853GT8Q7FUHBI001.html スマホに8g入っているコバルトの資源の約50%は,コンゴ民主共和国で生産されている. そのうちの2割〜3割は小さなグループによる手掘りとのこと.またヘルメットとかもせず.

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          蓄電池は国の特定重要物質に指定されている

          マンガンノジュールは,Co, Ni, Mn, Cuなどの元素を多く濃集しているため資源として期待されているが,その資源の主な用途としてリチウムイオン電池があげられる.そのリチウムイオン電池を含む蓄電池が,2022年12月日本の特定重要物質として指定された. https://www.cao.go.jp/keizai_anzen_hosho/supply_chain.html(経済産業省) また2023年1月に蓄電池に関する取り組み方針が発表. https://www.cao

          蓄電池は国の特定重要物質に指定されている

          マンガンノジュール開発の未来も薔薇色ではない

          2023年1月のウォール・ストリートジャーナルの記事. マンガンノジュール開発の(経済的な)状況について説明されている. 海底鉱物資源の開発は期待も高い一方で,批判にもさらされている.環境団体などが反対しているのは耳にしていたが,COP27 in Egyptではフランスのマクロン大統領が海底鉱物資源開発を禁止するよう求めたらしい. また,最近ではドイツやニュージーランド,太平洋の島々もmoratoriumを求めたとのこと. (ドイツは結構マンガンノジュール研究が盛んな印象が

          マンガンノジュール開発の未来も薔薇色ではない

          マンガンノジュール開発が進む

          少し前の2022年11月,3000tものマンガンノジュールのパイロット採鉱が実施された. https://www.globenewswire.com/en/news-release/2022/11/14/2555061/0/en/NORI-and-Allseas-Lift-Over-3-000-Tonnes-of-Polymetallic-Nodules-to-Surface-from-Planet-s-Largest-Deposit-of-Battery-Metals-a

          マンガンノジュール開発が進む

          技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか

          2009年に出版された本。今でもなお大事なことが書かれている。 ざっくり言えば、事業経営において、「オープン」と「クローズ」を使い分ける、三位一体である必要があるという本。 三位一体とは、そのまま引用すると、以下。 ①製品の特徴に応じた急所技術の開発 ②「市場の拡大」と「収益確保」を同時達成するビジネスモデルの構築 ③独自技術の権利化と秘匿化、公開と条件付きライセンス、標準化オープン等を使い分ける知財マネジメントの展開 イノベーション≠インベンション、プラットフォームが強

          技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか

          イノベーションの競争戦略

          全体的には、古くから言われているイノベーション論だったと思いました。だからこそ、その中身をちゃんと読むべきだと思うのですが、流し読みしてしまいました。 インベンション≠イノベーションであり、イノベーションには生活者の行動変容が必要である。そのためには、社会構造、心理変化、技術革新を捉える必要がある。人のインベンションを利用してもいい(レッドブル)。社会構造が変われば急にイノベーションになることもある(zoom)。イノベーションを続けるのは難しい(クックパッド)。 ざっくり

          イノベーションの競争戦略