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正しいワインの始め方1

キャリア20年のソムリエが、友達に話していた、      ワインが身近になる 5つの話

ワインを知りたいなぁと思っている人いらっしゃいますか? 体系的なお勉強を始める前に、ウォーミングアップとして、ワイン入門の門の前から、ちょっとだけ覗いてみませんか? 

30歳前後でワインに興味を持つ人が増えるようです。

この時どうするでしょうか?

2:6:2の法則で考えると、20%が一瞬興味を持つが何もしないで忘れてしまう。                          

60%が一時的ながら、雑誌などで「ワイン」という文字や言葉に敏感になる。         

残りの20%が、ストアカやワインセミナー、ワイン教室の資料を集めて検討し、その何割かの人がワイン入門の門をくぐる。入学する。(あくまで推測ですが)

多くのワイン教室は、ワインを体系的に教えることがミッションですから、初日から【覚える】ことが求められます。いきなり生産国や品種、テロワールなんていう言葉が出てきます。真っ白な状態で行くとこの時点で困惑してしまう人がかなりいると思います。

私の場合は少し特殊で、会社命令でソムリエ資格を取るためにスタートしたので、初めて行ったクラスが【ソムリエ受験コース】でした。初日からブラインドテイスティング(ワイン名を隠しての試飲)をして、みんなの前でコメントをするというものでした。

しかし会社命令で入学したその時の私は、ワインのワの字も知らず真っ白な状態。そんなのがソムリエを目指す人たちの中に入ってしまったわけで、正に潮溜まりのクラゲの巣に落っこちた感じです。想像してみてください。 ブラインドでテイスティングしてコメント発表なんてできるわけがないでしょ! 本気でその日でやめようと思いました。 が、16万円の受講料は自腹でしたのでやめられなかった。会社の経費だったら、たぶんくじけていたと思います。あと、もしかするとですが、同じクラスに少し前にお亡くなりになったワインが大好きな有名女優さんがいたのも続けられた要因になっていたかもしれません。

という感じで、私の場合は少し特殊なスタートでしたが、やはり多くのワイン教室では、入門クラス、初級クラスといえども体系的にワイン授業を始めるわけですから、初めて聞く言葉がいくつも出てきます。「整理しておいてください」=「覚えてきてください」となります。

ワイン教室ですからそれはそれでよいのですが、自分の経験から考えると、やっぱりちょっとでもウォーミングアップがあってからのスタートの方が、よりスムーズに始められると思っています。入門の門をくぐるその前で、少しワインに馴染んでからくぐった方が、楽に先に進めると思いますよ。

そこで次回から5回に分けて、雑学を中心にワイン入門のウォーミングアップ的なお話をしていきます。入門を予定している方のご参考になれば良いのですが・・・

最後に、まだあまりワインを飲みなれていない方にもおすすめの1本をご紹介します。試してみてください。



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