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『マーケティングトレース』のための筋トレ③〜STP分析でターゲットを定める〜

こんにちは、てらしま(@terashima_it)です。
今回はマーケティングトレースに必要な主要フレームワークのSTP分析を例をふまえて理解していきます。

注意事項
前提として、この記事は自身のための練習なので、間違いやモレがあります。ご指摘いただけるとありがたいです。

STP分析
セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)の3つの要素に分けて整理するものです。

活用目的
3つの要素から、より適切なターゲットとバリューの関係を把握できる。
差別化ポイントとブランドイメージを特定する。

ポイント
・セグメンテーション:様々な軸が考えられる中で、特徴の差が大きい軸を適切に選ぶ。
・ターゲティング:定めたセグメンテーションから、より具体的な顧客像を仮定して、適切かどうか判断する。
・ポジショニング:設定したターゲットから、ポジショニングマップを作成する。

過去記事参照

今回の分析では、株式会社マクアケを自社として進めています。

実際にSTP分析をしてみた(クラウドファンディング業界について)

分析の前提として、調査対象の市場を非投資型(購入型・寄付型)のクラウドファンディング市場で、ターゲットは買い手である支援者について考察する。

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セグメンテーション

 クラウドファンディングの市場を分けると、いろいろな軸が見えてきた。
特に、気になる軸は、行動特性のリピーターと新規の利用者に分けられることと嗜好性の利他的と利己的に分けられるところである。
 リピーターと新規は、見方を変えればサイトの利用が目的のあるなしに分けられる。新規の利用は、SNSや友人周りなどからの情報で支援対象が定まっている状態と考えられる。また、リピーターというのは、プラットフォームのEC利用として、ウィンドウショッピングとしての利用と考えられる。
 利他的と利己的は、社会的な支援(他人のための支援)、個人的な支援(自分のための支援)という見方ができる。

ターゲティング

マクアケを自社とした時に、コアターゲットとして考えられるのは、無目的閲覧(たまたまサイトを覗いた時に、目を引くプロダクト、プロジェクトに支援するリピーター)で個人利用(個人的な使用目的のための支援)が考えられる。

参照
クラウドファンディングの利用者層を比較調査。「Makuake」「CAMPFIRE」の2強変わらず。

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ポジショニング

セグメンテーション、ポジショニングからマクアケ(自社)はこのような位置付けであると考えられる。

考察

目的なしの利用の差別化として、訴求力の高いプロダクトメッセージ使用負荷の低いUIが重要と考えられる。

まとめ

軸の定め方によって、違う見方ができる。
参照:国内初クラウドファンディングで上場「Makuake」のビジネスモデルとは

また、GreenFundingは男性から支持の高いプロダクト特化の事業者である。そのため軸を性別や年齢で分けるとまた違った見方ができる。特徴量の多さを定量的に調査する必要がある。


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