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犯罪を犯した人も再起できる世の中であってほしい

先日、俳優の永山絢斗さんが
大麻取締法違反で逮捕されました。

本人も容疑を認めているようなので、
これを前提とすると、
今後行われる裁判では、
有罪判決となることでしょう。

また、そうなると初犯であることから
執行猶予判決が下る可能性が
極めて高いと思います。

ここ数年、毎年のようにポツポツと
芸能人が薬物犯罪で摘発されています。

沢尻エリカさん
伊勢谷友介さん
ピエール瀧さん
などなど。

こういうのを見るにつけ、
芸能の方は(特に売れてる方は)
精神的なバランスを保つのが
難しいのだろうし、
そこに付け込んで売り込んでくる輩も
少なくないのだろうなと
思ってしまいます。

確かに犯罪を犯したことには
間違いありませんが、
そういう人たちに対する
世の中の態度が
私はちょっと受け入れるのが難しいです。

別に自分が被害を被ったわけでもないのに、
ネット上のコメント欄は、
非難轟轟な内容であふれていて、
とてもヒステリックです。
集団リンチに似た雰囲気を感じます。

人の弱みに付け込んで、
立ち上がれないくらい叩きのめす。
それが許される風潮があるように思われます。

犯罪の内容にもよりますが、
私は犯罪を犯した人に対して、
もう少し世の中は寛容であるべきだと思います。

それがその人の更生を促し、再起につながるからです。

というか、そもそも、世の中で
一度もルールを破ったことがない人など
いないのではないでしょうか。
自分にもできないことを人に強いるのは
都合がよすぎると思うのです。

特に薬物犯罪は、いわば自爆です。
誰かに危害を加えたわけではありません。
(自爆することによって
迷惑をこうむる人がいることを
否定するものではありません。)

そういうものについてまで、
何年経っても目くじらを立てて
復帰を阻むのは、
特に芸能界では
貴重な才能を闇に葬り去ることを意味します。

これは社会の損失であるといえます。

そもそも犯罪は、
判決で下された刑期を
全うすることで償ったことになるはずです。
(被害者がいる犯罪の民事賠償などは
また別な問題ですが。)

そうであるにもかかわらず、
社会から永久追放するのは
ただの弱い者いじめでしかないだろうと
個人的には思うのです。

一度過ちを犯した人でも
社会復帰が可能な社会。

そういう温かい日本になってくれればと
思っています。

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