1095日の生き様 ⑲~有終の美~
えー、先日まさかの大変お世話になっている御方から見てるぞ、楽しみにしてるとわざわざコンタクトしてくれ、お声掛けいただきまして大変驚いているのと同時に、変な事書けないな…と萎縮しそうになってますが、私は過去の事実を伝えるだけ!ALL時効!負けません。笑
さて、長々と18話に渡ってご紹介してきました高校1年生の想い出ですが、本日で最終話となります。
いよいよ最終話ですが特にハプニング無くフィナーレとなりますので過度な期待はしないようにして下へスクロールしてください。
いざ日本一へ出陣 (自分はベンチ外)
前回記事では決勝の舞台に乗り込む前の独特な儀式・伝統と送り出す監督の決死のエールについてご紹介しました。
実はまだ最後に一つ決勝の時だけ特殊に行われる儀式がありました。
それは…
試合前の円陣です。
最初は低く拳を集めスタート、「おぉ~」「おぉ~」と言いながら徐々に皆の拳を突き上げ、目一杯高らかに上がったところで「おぉぉーーー!」みたいな密な円陣です。(語彙力ゼロ)
という、インターハイ決勝だけの特別でカッコイイ円陣を
・・・リンクの外で見守っておりました。
これが最後のインターハイ決勝の特別な儀式です。
---------------以下、めちゃくちゃグダグダと
余談です---------------
うざいと思ったら飛ばしてください。笑
現在のスポーツ競技ではいつも通り、いつものプレーを発揮する為の取り組み・メンタルコントロールが注目されたりします。
代表的なのはルーティンですね。
ラグビー、五郎丸のキック前や
野球、イチローのバッターボックス
サッカー、クリロナのFK前なんかが代表的ですね。
・・・。 まぁ…こちらも一応ルーティンです。
一方で駒澤の決勝に入る前はどうでしょう。
決勝だから、決勝だからと限定的な儀式が非常に多く「いつも通り」と意識しづらい環境を自分達で作っていたのではないかと考えられます。
いわば逆ルーティン。
それをも上回るほどのメンタル力を日頃養っているから決勝で勝てた。という見解を出す人もいるかもしれませんが、大事な最後の勝つべき試合でまで高校生という成長過程のアスリート達が自ら逆ルーティンを実施してメンタル揺さぶって負荷をかけて試合に臨む必要性は私には感じられません。
だって…この決勝で勝つ為に鍛錬を重ねてきているのですから。
もちろん中には決勝の儀式外で自己調整してた選手もいるかと思いますが、毎日がインターハイの決勝だと思って練習しているのであれば決勝に対する向き合い方も毎日と同じように向き合うべきだったのかもしれません。
※今の駒澤がどこまで何をやっているのかわからないですが私も当時はそうやって過ごしたので今のやり方が当時と一緒であっても何とも思いません。決して、伝統を辞めろ!とか、批判!とかではなく今時代のメンタルコントロールを参考にアップデートしてみるのも一つの策ではないかという意見です。
良くも悪くも変えるのは自分達、応援しているOB達や親御さん達、関係者は勝ってくれる事を最優先に応援してくれているので伝統を変えるのを怖がらずに今の時代に見合ったものにアップデートしてみてはどうでしょう。
もちろん駒澤高校に限った話でなく、全カテゴリーのチームに関わる事です。
-------------------ここまで余談------------------
さ、話を戻します。
最後のがんばでぇっす!!
さて試合の方はと言いますと、展開も結果の点差も記憶が定かではございませんが当然と言わんばかりに我々が1年間磨きに磨き上げた「がんばでぇっす!!」の掛け声と先輩方の活躍により見事勝利、優勝となりました。
この時なんとインターハイ優勝8連覇
まさに常勝軍団でした。
それくらい駒澤がインターハイで負けるという事があり得ないくらいの見られ方をしており、負けただなんてなってしまったらそれはもうビッグニュースに…(盛大な前フリ)
この頃には決勝前夜の先輩方のコミュニケーションもあり、ある程度思い出が写真として残っておりました。
表彰される先輩方を横目にまだぎこちないピースをしてみたり
こっそり横からインスタントカメラを構えて「じゃーな!3年!」と言わんばかりに盗撮したり・・・
(北側さんにめっちゃバレてる)
この様に、おぃっす!駒澤NO1っす!と言わんばかりに赤ジャン着て笑顔解禁で完全におだって身を乗り出すアホもいました。(私です)
南祐太なんてもう3年生の肩に手かけてます。笑
こうして我々の声出しと2・3年生の活躍のおかげで高校日本一を1年目で目の当たりにすることができました。
(冗談ばかりかましてますが、試合で活躍してくれた先輩方のおかげで貴重な体験をさせていただき本当に感謝しています。)
その後、3年生は1名が就職、他は全員大学へ進学していきました。
終わりに
こうして私にとっての生涯、断然No.1地獄の駒澤高校1年生の役割が幕を閉じました。(下記に書きますが、まだ新人戦があります)
スタートした頃には
こんな魂の抜けた、明日にも誰か亡くなってしまうんじゃないかというメンタル状態から何とか死なずに乗り越えたシーズン。
インターハイが無事に優勝で終わると、帰りに東京で泊まった1泊では
この解放感をどう表現していいかわからなく、意味も不明にウルトラマンのように空高く飛行しそうになっている同期もいました。
他の人間もまるで目に魂が再び吹き込まれたかのような違いです。
当然、私もです。(この日の夜、浅利氏と一緒になって高1のクソガキ2人が池袋の夜の街を楽しんだのも今だから言える話です)
その後チームは苫小牧へ戻り、新人戦に向けて新体制でチームは動き出しますが、1年生としての仕事はあるものの、扱いはほぼ2年生で練習もいつもの半分以下の状態で調整して新人戦に臨みます。
新3年生メンバーが揃いも揃っていたのでこれも無事に優勝しましたが、初めてまともに出た公式戦で当然たいした結果も残せず、ここで新シーズンに向けて改心すべきタイミングだった。
と、、、ホッケー人生が終わってから気が付きます。笑
こうして新人戦も終え、1年生としての1年間が
完全に幕を閉じます。
感謝
ここまで長きに渡ってたくさんの反響をありがとうございました。
今後も2年生、3年生編と法政大学編、社会人ホッケー編まで、ゆっくり自分のホッケー人生をこの世に残せるようなツールになればと思っています。
寺尾幸也という人間はこうやって生きていたんだよ。と、いつの日か私が亡くなった時に仲間の皆さんに、このnoteを見返してもらって笑ってくれれば嬉しいです。
社会人編まで何年かかるかわかりませんが最後までゆっくりとマイペースに長生きしながら紹介していきたいと思います。
引続き、寺尾幸也のしょーもないホッケー人生録にお付き合いください。
まずは高校1年生編、これにて終了と致します。
ありがとうございました。
てらを
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