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あかるいみらい

セットで麻雀をやった。3半荘打って2、1、1。トップは両方6万点オーバーだった。要はボロ勝ち。そんだけ調子良いと打ちながら「お前調子良いな〜」みたいな会話になる。その中で「この中でお前だけが明るい未来が見えてるもんな」と言われた。

「アイスクリームガトケルソノマエニ」ってこと?

そこまでの会話の流れとかいるメンツを考えれば直ぐに意味は理解できた。でも、その明るい未来っていうのは本人視点では視えてない。そして彼らの言う「明るい未来」が本当に俺にとって明るい未来なのか分からない。その明るい未来を望んでない可能性だってある。いやそれはないか。


ともかく。あんまりこういう表現は好きじゃない。日本語が比喩表現の言語だってことはわかってる。でも直接言わないといけないことはあると思う。夏目漱石が「I  love you」を「月が綺麗ですね」と訳したのとはわけが違う。ドラマのセリフじゃないんだから分かりやすく言ってくれればいい。

今後の自分の首を絞める可能性があるからこの話はやめよう。その場ではそのワードのままで盛り上がったわけだし。

明るい未来が来なかったら怒っていいのかな。人によって変わるからやめておいたほうがいいのかな。

自分にとっての明るい未来ってなんだろう。
いつも言ってるのはJeepに乗りたいってこと。あと猫を飼いたい。
でも多分それだけだと、叶った瞬間に明るい日々ではなくなるんだろうな。寂しすぎる。一人きりで生きる未来を明るいと思える人はいると思う。果たして自分がそうなのかは正直わからない。家族がいて欲しいのか、ふざけ合える友達がいて欲しいのか。多分両方だと思ってる。それを手に入れるには無愛想で無関心だって自覚はある。でも今の自分を変えてまでそんな未来が欲しいとも思えない。

新日本プロレスのオカダカズチカが退団発表した。団体の顔で世界でもトップレベルのレスラーだと思ってる。正直新日にいれば今後は安泰だろうし、立場は変わっても業界の顔で居続けることはできたと思う。でもオカダはそれを選ばなかった。勝手にWWEに行くもんだと思ってる。WWEに行ったら新日にいた時のようにベルトを巻けるかわからない。レインメーカーが受け入れられるかわからない。でもベルトを巻いてレインメーカーが受け入れられた時、これまでよりも大きな盛り上がりの中で金の雨を降らすことができるのは間違いない。この未来は間違いなく「明るい未来」になる。


オカダカズチカは変化しようとしてる。ただの大学生でしかなくて、何かしらの栄光を掴んだわけではない自分は変わることを怖いと思っているのに。失敗した時に失うものなんてほとんどないのに。

やっぱり明るい未来のためには変わらないといけない。出来るのかはわからないけど、変わってみよう。変わる努力をしてみよう。ポジティブに。何事も挑戦だ。


叫んでみるか



金の雨が降るぞー!


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