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トマトでダサい失敗のお話

お疲れ様です!島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本直人です🧑‍🌾
昨日今日と大雨でした。休みの日の雨はすごくノスタルジックな感じで好きです。木々や竹にあたる雨音がすごく心地よくて、窓を開けた縁側なんかはなんとも言えない気持ちで、昼寝が捗ります(昨日)。しかし、仕事の日は全身ずぶぬれでなんとも言えない気持ちになります(今日)。皆さんは雨いかがですか?


大玉トマトやらかした

本当は昨日話したことを深掘りしたかったのですが、今日やった失敗が個人的に最高にダサくて「やっちゃった〜」案件なので、包み隠さず話します。

うちは基本的に果物農家なのですが、この時期は大玉トマトを作ってます。シャインマスカット専門は姉ちゃん、大玉トマト専門は僕、イチゴは2人でって感じです🍇🍅🍓そして、つい3日前くらいから大玉トマトの収穫がスタートしました。

いい感じでしょ🍅✨

今年はこれまでの栽培とほんのちょっと「遅く収穫できる」ように植える時期を変えました。そしたらなんか感覚違ったんだよなぁ…。

大玉トマトの『裂果』

感覚違った理由の一番が『裂果』です。読んで字の如く、写真の見た通り「果実が裂ける(割れる)」現象です。

少し割れるくらいだったら大丈夫ですが、こんな感じで思いっきり割れると早く腐ってしまうので商品になりません。こうなったらすぐ食べるか、廃棄まっしぐらです。悲しいけどね。

ここから本題。僕がダサすぎる理由。

実は大玉トマトの裂果はよくあることなんです。夏なんかはいかにこの裂果を少なくするか、大玉トマト農家のみなさんは切磋琢磨されています。
大玉トマトが裂果になる原因は色々ありますが、大体2パターンで「日差しが強すぎる(夏とか)」か、「水のやりすぎ」のどちらかです。僕はどっちだったのでしょうか?

僕の大玉トマトが裂果した理由は、どちらでもありません。「ただの収穫遅れ」です。収穫が遅れて完熟して割れた。これだけです。もちろん昨日今日の大雨も関係してると思いますが、ほとんどの大玉トマトが真っ赤になって、収穫適期より過ぎていました。

もうちょっと掘り下げてみましょう。「なんで直人は収穫が遅れたのか?」
ここからが本題です。正直にいうと、「直人は昨日をお休みにしてたから」です。収穫はじめ…大雨…例年より割れやすい気がする…。色々な裂果の要因がありながら、僕はお休みしてしまいました。今思うと本当に情けない限りです。後悔先に立たず。大玉トマト農家ならありえない失敗を、大玉トマト農家暦8年のやつがやってしまいました。他の農家さんには恥ずかしくて言えないです。なのでここで正直に白状します。多分50kgくらい?は廃棄しないといけないと思います。明日畑に戻そうかな。

心改めなきゃね

「農家だけど、休みはほしい!」と頑張ってた結果こうなりました。もちろん休みを取れるような仕事の設計は大事だけど、ミスするようじゃまだまだ甘かったです。もう一度農家の魂を思い出します。収穫始まったら休みなしを覚悟しなければなりません。僕には覚悟が足りてませんでした。心改めなきゃね。

とはいっても、大玉トマトの収穫はまだまだ始まったばかり!今年は11月末まで収穫するつもりなので、つぎからこんな失敗はないように頑張って挽回しよう🍅



というわけで、今日は僕がやった「農家に顔向けできないダサい失敗」のお話でした。
ありがとうございました🧑‍🌾



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