アート独り言。(らせんの練習)
今年の3月からはじまった展覧会「らせんの練習」を見に、豊田市美術館へ。
シンボル的な看板が波打っている・・・
会期が長期にわたって延長されたため、かなり長期間持ちこたえていることになる。
マスクをしているとマスク割引があった。
豊田市美は建物がとにかく美しくて大好きな場所。
あまり、詳しく展覧会や作家の情報を頭に入れずまっさらな状態で中に入る。
最初の展示室は紙がひらひらと舞い降りてくる。
紙のガイドにはタイトルだけしか書いてない。音声ガイドはない。
これが一体なんなのか、自分で考えるということなのだろうか。。。
スピーカーから聞こえる音はとても不安な気持ちを掻き立てる。
不安や不安定の中に儚い美しさもあった。
二階に進むと、狭い部屋の為、入室制限があった。
中に入った途端、平衡感覚を失う。
私だけだろうか?
かすかに聞こえる音、計算しつくされたライティングや仕掛け。一体何者なのだろう?
進んでいくと繊細だったり、ゆっくりだったり。タイトルは「丁寧に生きる」だった。
スピーカーや、身近な物を利用して時間を忘れてしまうような作品だった。
その次は少し難解な部分があり、展示室の使い方に衝撃を受けた。どれも近づくとなんとなくわかるため、素通りされてしまう方も何人かいた。
またしてもライティングに翻弄されてしまう。なんとも悩ましい。
最後の展示室を出ると、そこには文字入りのガイドが。
自ら考察し、感じる為の措置であった。。。
別室にドローイングの展示があった。
建築家?のような美しい設計図・・・
いや、舞台演出家なのだろうか?
若い女性が
「なにこれ。意味わからん~っ」
というストレートな感想を吐き出していた。
私もそんな感想言ってもらいたい。。。
自分のなけなしの審美眼を鍛えるためではあったが、色々深く考えさせられた。
一時の感情に惑わされてはいけない。
自分が一生懸命取り組んで来たことに自信を持たなければならない。
頭ではわかっていても、なかなか実行出来ないけど、ゆっくり変えていこう。
自分が関わった展覧会を俯瞰して考察し、言語化するお仕事がまだ残っている。
言葉にすることが難しいから、映像で表現している。
言語化は最も苦手な事だとはわかっていたけど、今回は自ら挑戦したいと思った。
俯瞰して見たら、見えないものがきっと見えてくる。
はず。
頑張って書こう。。。。。
書くんだ自分。。。。。。
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