いつもと同じで有る事それがもっとも優れた事で
Ordinary one
もう波風も誇張も必要ない
・・
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トイレを探しいる。
その空間は家なのだ。
住んでいる。らしく。
ドアを開ける、と
明確なPOPなインテリアがそこに有る、似つかわしく無い。
ドアをあける
そこは太田くんが借りた新しい事務所、と言うか。
グラフィックの研究室なのだ。
家賃。あのアメ村の部屋はまだ借りているはずだ。所有物ではないけれど、あそこはどうなったのかしら?
ドアを開ける。テラスのある大きなマンション。ガラス張りだ。立体的に部屋が丘の上に伸びている。かしわゴムの木も伸びている。
失われた人々がいる。椅子にいて。こちらには気づかない。外風景の見晴らしまで完璧。
ドアを開ける。想像の部屋だと分かるぐらい住めなさそうでユニーク。いいじゃんここココ。
ドアを開ける。窓が明るくなって来ていて。でもまだ別世界。見たこともないおもちゃ的インテリア。
いつものスラムには入り込まなかった。夢はどんどん朝に連れて来てくれる。
問題はここは本当にトイレなのか? に有るのだと思う。繰り返し何回も行く景色もあって眠りは繰り返す。
iPhoneを探る。布団の外で冷たくいる。冬がじゃじまとうとしていて。
それからドアを二つ開ける・・・
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