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学習塾ができること ②

この23年あまり、ずっと気になっていることがある。

なぜ、小学校の宿題の答え合わせを保護者の方に任せるのだろうか。
いつから、そんな制度が始まったのだろうか。

私は、子どもたちの様子を不思議に思ったり、彼らの言動に困ったとき、自分が子どもだったときを振り返る。そして、思うー

私の宿題の答え合わせをうちの両親がするとわかっていたら、果たして、私は、宿題をきちんとしただろうか、と。

答えは、「しない」だ。

親が見る前に、答えを写してしまうか、「宿題はない」と答えて、自分で答え合わせをしてしまう。そして、勉強が好きで、大学院まで行った私は、存在しなかったと思う。

うちの両親は、2人とも先生と呼ばれる仕事をしていた。

彼らは、自分の子の学校の勉強は、決して見ないと決めていた。

それは、親は自分の子には感情的になり、言わなくてもいい一言を発し、その一言が子どもに作る心の傷は計り知れないということを知っていたからだ。

塾を含め習い事にたくさんして、塾を転々としたり、塾を掛け持ちしてやってくる生徒たちの親御さんは、とても教育熱心でありように見えるのに、子どもたちは学習意欲がないことが多い。

それはなぜだろうと考えたとき、いろんな意味で、小学校の宿題の答え合わせに代表されるような、学習のさせ方が原因の1つのように思えてならない。子どもの勉強を見なきゃならないと思っている親御さんの姿勢にも、子どもたちの勉強嫌いにも、子どもたちの隙あらば答えを教えてもらうという姿勢にも、影響を与えている気がするのだ。

それならば、私たちは何ができるだろうかと考えてみた。そしてこの夏、挑戦を始めようと考えている。

大学生やら、大学院生やらの力も借りながら・・・学童とは違う、学習習慣のつく講座を作り出していきたいと思っている

ミニ講座も、今は少しだけれど、だんだんと増やしていければと思っている。

つづく

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>