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寺子屋の取り組み 2024 ⑥ 

寺子屋へのお問合せをいただき、まずは面談を・・という話になると、よく聞かれるのが

ー子どもも一緒の方が良いですか。

ということです。

私は、基本的に

ーお任せします。

と、お伝えします。

そして、一言付け加えるとすれば

ーお子さんがいないところで、私たちが聞いておいた方が良いようなことがありましたら、まずは、保護者の方だけで、でも、お子さんも何か聞きたいことがある場合や、教室の雰囲気を感じたいということであれば、ご一緒にどうぞ。

と、お伝えします。

保護者の方が、日頃、お子さんのことで気になっていることをお知らせいただいて、私たちができることをお伝えするのであれば、お子さんはいない方が良い場合の方が多いと、私は思います。

こういうところができない
ああいうところが困っている
こんな点数しかとれない
あんなこともできない

などなどと、事実でも、
いつもおうちで言っていたとしても、

ご本人はあまり聞きたくないでしょうし、
私は、そんなお話をご本人には聞かせたくありません。

大人たちのうちでの話にして対応を考える方が
大人たちのうちで済ませてしまった方が良いこともたくさんあります。

一方で、お子さんが意欲的だったり、お子さんが困っていたりするのであれば、ご本人の口からそれを聞いておきたいというのも私たちの方でもあります。

ですから、こちらでは、おうちの方のご判断にお任せして、様子を伺い、また見させていただくようにしています。

大人たちの間で、話し合い、解決しておくべきこと、できることを子どもたちにも伝える必要のあるものとないものの区別ができない大人が増えていて、子どもたちの問題を大きくしてしまっているのではないか、

と、思うことが増えています。

子どもたちの抱えている問題は、親御さんだけで解決するものでも、学校の先生だけで解決するものでもないけれど、一番大事なのは、子どもたちが大切なときに、大人を頼ってくれることー

それには、子どもたちにすべてをさらけ出すことよりも、大人は大人として言うべきこと、するべきことをしておくことだと思います。

子どもたちには、それぞれ時期を見て少しずつ話をして、彼らからもいろんな話を聞きだしたいと思っています。

まずは、お母様やお父様の思いを聞かせていただければ・・・と思っています。

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