マガジンのカバー画像

私の仕事

202
2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
運営しているクリエイター

#英語塾

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

てらこやのひび ㉒

ー実力テストは、成績に入らないから(点数悪くても)いいかなと思う。 ー私、社会は無理なんさ。 ー単語覚えるん無理。 そんな言葉を生徒たちから聞く度、大人たちの子どもたちの学習への導き方のまずさを思い知る。 勉強は、成績のためにするものではない。 「無理」は、おそらく自分としては努力しているつもりでも、点数がとれないということから来ている発言だ。 そして、彼らの学習への取り組み方を聞いてみると、 ひたすら単語を書いていたり、 やみくもにワークを何回もしていたり 授業で

次の25年を見据えて ーカメイズム⁉️

新学年度が始まる。 今日は月曜日で定休日なので、寺子屋の新学年度の授業は明日からだ。 今年は、寺子屋25年目の節目の年ー 次の25年に向かう準備をする1年にしたい😊 土曜日、面談で、現寺子屋生と卒業生のお母様に ー娘たちは、カメイズムの信者です。 と、言われ、思わず笑ってしまった。 カメイズムって何だ⁉️ そして、信者って‼️ 笑 そういえば、昔、「僕は亀井教徒やよ」と言っていた生徒がいたー カメイズムあるとしたら、 その考え方って何だろう。 そして、私たち

2024年度に向けて ⑥ ~ やばいは禁句編 笑 ~

先日、寺子屋生のお母様に ーLINEスタンプ、買いました。でも、いつ使えば良いかわかりません! 笑 と、言われた。 確かに、今回のLINEスタンプは、亀井先生の口癖スタンプなので 寺子屋生、卒業生など私を知っている人たちには、くすっと笑える内容になっているけれど、普段使いには適していないかもしれない。 この春大学3年生になる姪っ子に、昨年の夏、YouTubeなどに使える私のキャラクターを作ってくれる?なんて言ったら、まずはLINEスタンプにしてみたら?と言われた。

2024年度に向けて ③ ~ 高校文法講座 ~

さぁ、寺子屋の2023年度最終週が始まる。 来週から新しいスケジュールで授業が始まる。 正規講座について何から書こうかと考えていたけれどー まずは、高校文法講座への思いを書き綴ることにした。 学校で、英語表現やら論理表現やら名前を変えて授業が行われ、テストも行なわれるのだけれど、授業は急ぎすぎ、詰め込みすぎで、きちんと説明がなされず、テストは旧態依然の問題が並び、共通テストでは文法的な要素が問われることはない。 それでも、英語の理解には文法はかなり大切な土台だ。そんな

2024年度に向けて ① ~ 作文講座 ~ 

ここに何度も書いたけれど、寺子屋かめいは英語塾だ。 でも、英語受講者には、算数、数学、国語講座を、そして作文講座のみの受講も提供している。また、高校生の要望を受けて、この春、大学で地理学を勉強している卒業生による「地理特別講座」も行なっていて、「学習塾」という方が近くなりつつある。 しかし、それは、私が外国語学習の意義の要が自分たちの文化や言語の理解を振り返って深めることだと信じているからだ。英語は、言葉だから、その習得は、私たちが日本語できること、することをできるように

てらこやのひび ⑰

ーこの塾は、来ているときは厳しすぎて嫌だなぁと思うこともあるけれど、5年、10年経って振り返って来ていて、行っていてよかったと思うんですよ。 と、寺子屋初年度、小学5年生で入塾してきて、アシスタントとしても長い間お手伝いに来てくれていた卒業生が言ってくれたことがある。 そんなことをふと思い出した。 時代に乗り遅れているー と、思うこともあるけれど、できないことがいくつかある。 なかでも、無料の体験講座と授業見学はたぶん絶対にしないー 私にとっては、今来ている生徒た

25年目の始まりに

おかげさまで、今日、寺子屋かめいは24周年を迎えました。 今日から25年目に突入です。 自分たちのできることとすべきこと 自分たちのできることとしたいこと 自分たちのできることとしなければならないこと いろんなことに悩みが深まる一方の昨今の教育界ですが 寺子屋の目標 学校での学習を補う 学校ではできないことを助ける 子どもたちと外の世界のつながりをつくる 学校の成績を上げるだけではなく、「英語力」と「考える力」を養う 友情と向上心を培う を忘れずに、この1年

英語を何のために学ぶのか

私たちにとっては、英語を何のために教えるのかー 寺子屋かめいは「英語教室」で、「英会話教室」ではない。そして、私は、寺子屋かめいは、英語を通して「学び方」を教える塾だと思っている。 同時に、この塾が子どもたちの居場所の1つになってくれればと願っている。 父の時代、私の記憶が正しければ、「かめい英語教室」は4年生の3月から始まるコースと、小学5年生の1月から始まるコースがあった。 そうすることで、中学生で華麗な(笑)英語デビューをすることを目指していた。  小学校での

寺子屋の取り組み 2024 ④

これ、あれ、それー いく、来る あげる、くれる、もらう 多くの子どもたちが、英語が苦手というより、日本語でも言葉の理解ができていないのではなかと思うことが多くある。日本語も感覚で話をして、しっかりと考えたり、理解したりしていないのだなぁと、感じる。 go home / come home… 自分がいる場所によって使い分けること give…誰が、誰に何を「与える」かによって訳し分けること ができない。 これ、あれ、それ・・・はモノのある位置や自分のいる場所によって使い分

寺子屋の取り組み 2024 ③

本当にそうなんだなと思うことが年々増えている。 長期休み明けすぐにある定期試験を、休み中に計画的にしっかり勉強できて良いという大人も、 自分たちの都合を押し付けているくせに、「子どもたちのため」なんていう大人も、 内容も見ないでテストの点数や成績をやたらと気にして叱る親も、 成績や学校の偏差値を他の子と比べては嘆く親も、 自分の責任は棚に上げて、人ばかり責める大人も、 子どもたちにさせればよいこともして、自分で自分を忙しくして苛立つ大人も、 子どものクラブや習い事

英語の先生のできること 

-先生も英語だけじゃなくて、他の科目も教えられるの? と、昨日、中学生に聞かれた。 「数学、算数、国語も教えるよ。」 というと、 ―ま、算数は誰でも教えられるよな。 と、言うので、試しに算数の問題を解いてもらった。 すると、途中の問題が、その前の問題で自分が出した答えと何が違うのかがわからなくなって「2つ目の①がわからない」と言い出した。 項目は、「単位量あたりの大きさ」 実は、1問目は表を見れば答えが出る問題で、計算をする必要はなく、どちらの公園の方が混み合

やっぱり、何かが、おかしい ③

2023年も残り1週間を切った。 昨年の8月から始めたnote投稿も、今年の5月にアメリカから帰国してから「毎日投稿」にチャレンジして、昨日で236日目。 とりあえず、365日にチャレンジしようと思っているのだけれど、秋ぐらいからいっぱいいっぱいだなぁ~と感じることも多くて、さて、どうなることやら。 ただ、今年は、「なにかが おかしい」というテーマでときどき投稿したように、いろいろな人に知ってもらって考えてもらおうと思ったことが多くあった。 松阪市の前期/後期の2学期

2023年を振り返る

今年は4月の渡米の準備から始まった。 今となっては、もうかなり前の話という感じだけれど、高校時代からの親友の娘さんの結婚式に出席するために、アメリカ・テキサス州を訪れた。 35年来の親友。4年ぶりの帰省。4年ぶりの再会。それを楽しみにして新年を迎えたけれど、途中何度もやめようかな・・・と思った。 旅行記にも書いたけれど、コロナ禍で様々なことが変わっていた。まず、直接いろいろ聞きたいと思って探した旅行会社が、見つかず、結局松阪ではなく、伊勢の旅行会社に行った。 次は外貨