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私の仕事

202
2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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2024年3月の記事一覧

2024年度に向けて ⑥ ~ やばいは禁句編 笑 ~

先日、寺子屋生のお母様に ーLINEスタンプ、買いました。でも、いつ使えば良いかわかりません! 笑 と、言われた。 確かに、今回のLINEスタンプは、亀井先生の口癖スタンプなので 寺子屋生、卒業生など私を知っている人たちには、くすっと笑える内容になっているけれど、普段使いには適していないかもしれない。 この春大学3年生になる姪っ子に、昨年の夏、YouTubeなどに使える私のキャラクターを作ってくれる?なんて言ったら、まずはLINEスタンプにしてみたら?と言われた。

2024年度に向けて ③ ~ 高校文法講座 ~

さぁ、寺子屋の2023年度最終週が始まる。 来週から新しいスケジュールで授業が始まる。 正規講座について何から書こうかと考えていたけれどー まずは、高校文法講座への思いを書き綴ることにした。 学校で、英語表現やら論理表現やら名前を変えて授業が行われ、テストも行なわれるのだけれど、授業は急ぎすぎ、詰め込みすぎで、きちんと説明がなされず、テストは旧態依然の問題が並び、共通テストでは文法的な要素が問われることはない。 それでも、英語の理解には文法はかなり大切な土台だ。そんな

2024年度に向けて ② ~英語特別講座たち ~

寺子屋の授業料はお高めだと言われる。笑 実際には、教材費や施設利用料などが別納だったり、季節講習が必須だったりする塾と比べたら、施設利用料も教材費も含む授業料はお安めになっている。1人に対する講師やアシスタントの人数は多く、生徒だけではなく保護者や卒業生たちのいろんなお悩み相談やお話し相手もするし、いろんな意味で本当にお得な塾だと私たちは思っている。笑 また、先日、保護者の方に オプションの英語特別講座ーフォニックス、英検、スピーキング、ライティング、リスニング講座の料

2024年度に向けて ① ~ 作文講座 ~ 

ここに何度も書いたけれど、寺子屋かめいは英語塾だ。 でも、英語受講者には、算数、数学、国語講座を、そして作文講座のみの受講も提供している。また、高校生の要望を受けて、この春、大学で地理学を勉強している卒業生による「地理特別講座」も行なっていて、「学習塾」という方が近くなりつつある。 しかし、それは、私が外国語学習の意義の要が自分たちの文化や言語の理解を振り返って深めることだと信じているからだ。英語は、言葉だから、その習得は、私たちが日本語できること、することをできるように

2023年度の終わりに

寺子屋では、特にコロナ禍が始まってから、ますます1人ひとりときちんと向き合うためには、どうすればよいのか・・・ を、考えている。 24年前にこの仕事を始めたころと比べて、1人新しい生徒に対応する仕事量は5倍~10倍増えたと感じている。 それには、 大学入試改革 小学校での英語の教科化 中学校の教科書改訂 そして、学力低下や様々な生きづらいと感じている生徒の増加など、原因はたくさんあるのだけれど・・・ もちろん授業料は、5倍~10倍になっているわけではない。 それ

てらこや新聞2024年3月号について

3月初めにようやく完成した2024年最初の「てらこや新聞」 10日ほど前に、noteでも販売を始めた。 自分の記事である、「寺子屋の日々」では2023年を振り返り、思ったこと、言いたいことを認めた。 昨年の得体の知れないー大人の都合ーとの闘いについて書く前に、夢と「大学で学ぶこと」に触れてみた。 昔のように気軽に「夢」を語ることのできない子どもたちや大学で学ぶことに対する世の中の誤解というか、今の主流の考え方に馴染めないでいる自分の考えを書いてみた。 私の中では、こ

春のたより ②

サクラサク 今日は、三重県立高等学校後期選抜入試の合否発表があった。 朝から、合格の知らせ。 何回経験しても、生徒たちの受験はドキドキで、毎回、自分の受験の方が何百倍も何千倍も楽だったと思う。 今年、後期選抜入試まで粘ったのは、1名。 久しぶりに少し多めの高校受験生を抱えていたけれど、他の生徒たちは、私立高校入試と県立高校前期選抜入試で早々に志望校に合格していった。 土曜日ー 合否発表を前に、覚醒したかのようにスムーズに問題が解けていた、後期選抜入試まで粘った中

なにかが、おかしい ⑪

3月も後半に入った。2023年度も残りわずかだ。 先日、中学2年の生徒が ー学年末試験が終わって、学校の数学の時間、確率とデータの活用をさっさと終わらせて、「学力テスト」の過去問をしているんですよ。 と、言い出したという。 現中学2年生は、この春3年生になり、学力調査テストの対象である。 ー授業時間足らんとか言っとるのに と、中学2年生が続けた。 ーおかしいですよね。 と、生徒。 本当に変な話だ。 そして、それは、授業時間足らないのに、そんなことをしてとい

てらこやのひび ⑰

ーこの塾は、来ているときは厳しすぎて嫌だなぁと思うこともあるけれど、5年、10年経って振り返って来ていて、行っていてよかったと思うんですよ。 と、寺子屋初年度、小学5年生で入塾してきて、アシスタントとしても長い間お手伝いに来てくれていた卒業生が言ってくれたことがある。 そんなことをふと思い出した。 時代に乗り遅れているー と、思うこともあるけれど、できないことがいくつかある。 なかでも、無料の体験講座と授業見学はたぶん絶対にしないー 私にとっては、今来ている生徒た

春のたより 

昨日、嬉しい知らせが卒業生から届いた。 ー4月から念願の理系の学部の大学院生になります。 というLINEのメッセージ。 高校時代、文系の科目ー特に国語と英語が飛び抜けてできる生徒だったけれど、数学は苦手・・・でも、ロボットを作りたくて、工学部にこだわって文理選択では理系を選んでいた彼女、 結局、大学は理系ではなく文系の学部からしか合格を得られなかった。 4年間大学に通いながら大学院で希望の学部に行けるように、ダブルスクールをしていると妹さんから聞いていた。 どうし

寺子屋こぼれ話 ⑭

少し前に、中学3年生の生徒が ー4月から、ぼく、「天使」になるんやよな。 と、言ってきて、? が頭にいくつか並んだ。 「なんで?」と聞くと・・・ ーだって、先生、前、高校生は天使やって、言ってたやん。 と、返ってきた。 いや、それは、、、、違う。 私は 今年の夏に母が動けなくなったときから(今は動けるようにはなっているけれど、健康面も考えて)、5時~7時の間に、60分休憩をもらい、隣の我が家で母と夕食を摂ってから、仕事に戻ってくるようになった。 そのため、その

てらこやのひび ⑯

今日は、三重県立高等学校後期選抜入試日だ。 毎年、私は、 生徒たちが努力に見合った結果を手に入れること を、祈ることにしている。それ以上は望まない。 他は、その後についてくるものだと思っている。 今年、寺子屋からこの後期選抜入試に臨んでいるのは1人ー 今年の受験生の中で一番、濃い時間を過ごした生徒だけれど、通塾歴は今月でやっと丸1年という寺子屋生の中では短めの生徒だ。 けれど、スタッフ全員の心を鷲掴みにしただけではなく、多くの生徒たちをも魅了している、とても魅力

子どもたちの居場所・帰る場所に ②

亀井先生が引退したら、誰がこの塾継ぐの? なんて質問が、周期的に生徒たちからあがってくる。 最近また、そんな質問があった。 私は、まだ52歳なんだけれど。。。  と、突っ込みたくなる一方で、その質問がうれしくもあり、悩ましくもある。 今のところ、私は個人事業主としてこの塾をしているので、私が辞めると決めたら、そのまま塾自体もなくなる。 というのが、現実だ。 だけれど、夢を見させてもらえるなら、 誰がが継いでくれて、続けてほしい。 私自身は、もう、いつでも代わる用

違和感について考える ③

月曜日、県立高校の後期選抜入試が行われる。 その最終志願者数が昨日新聞に載っていた。 毎年、スライド合格を実施している学校の倍率の報じ方に首をかしげる。 理数科と普通科がある松阪市内の県立高校の倍率は、理数科が2.88倍。だけれど、普通科は定員割れ。スライド合格ができるので、とりあえず理数科を第一志望にしている生徒たちが多いためで、この高校の実際の倍率は1倍ちょっとということになる。 また、津のやはりスライド合格がある2科に分かれる県立高校の国際科学科の倍率も3.38