恒例のぞうきん縫い

ああ、短い夏休みが終わる。

長期休み明けには、ぞうきん縫いという恒例行事があります。
うちでは1年生になったらしなければならない仕事です。
家の中の一番古いタオルを選んで切って縫う。
これは私も小学生の頃やっていたことでもありました。

娘たちには針が持てる人であってほしいと思っています。
ボタンがとれたとき、裾がほつれたとき、名前を縫い付けてきてといわれたとき、できればあまり抵抗なく、必要な針仕事ができるといいなと思う。
ぞうきんはその1歩目。
少々目が荒くてもかまわない。ぞうきんなんだから。
やってるうちに上手になる。

今年デビューの予定だった三女は去年早々とデビューしてしまったので、今年はもう立派なものです。まだ手伝いは必要だけど。
上の二人はもう最初から最後まで自分でできるようになりました。
長女は、まつり縫いもできそうになってきた。今度からスイミングのワッペンは自分でつけてみることになりました。

この頃、学校に持っていくぞうきんは買うのが主流です。
白い、新しいぞうきんを持ってくる子が多い。
だから、柄のあるタオルとか、汚れているののを持っていくのは恥ずかしいとかいいます。
なるべく学校に持っていくのは、白いタオル使うようにしてます。

私は古タオルでぞうきんを縫うのは、始末の心だと思う。
最後まで無駄にしないで、心を磨くことに使って終わる。
いろんな要素の結晶みたいなぞうきん、買ってすますにはもったいないと思うのになあ。
親が忙しいならこどもにやらせればいいのに。
家で教えられないなら、寺子屋でも教えましょう。
カラフルなタオルのぞうきんが並ぶのがスタンダードに戻ってほしいと願う。

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