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駆け抜けた11日間

7月に入りありがたいことに関西研修があり、その後ミクロネシア料理のレシピ開発、オードブル、県議会の懐石料理、裏千家の懐石料理の仕込みやお料理提供まで盛り沢山だった。

今までは、学校で野菜を切る練習だったり魚を捌く練習をしたりすることが多かったが、7月からは実践の場が増えた。

初めの頃は、どんな風に動けばいいのか頭で考えることしかできなかった。最近は、頭で考え行動に移すことを心がけている。
大切な会や行事に、島食の寺子屋の料理を選んでいただいているので、食べてくださる方が笑顔になれる様、今の自分ができる精一杯のことをやる。

実践を通して、自分の課題が見えてくる。それを、学校に戻って復習する。4月の頃に比べれば、意識する内容も質も変わってきた様に感じる。初めの頃は目の前のことにいっぱいいっぱいだったが、今は具体的にどうなりたいか自分の中の課題に対して目標が明確になってきたので、練習に取り組む時にしっかりと意識することができる。
今の自分の課題は、桂剥きを真っ直ぐ剥く。最近は少しずつではあるが、真っ直ぐに剥ける長さが増えてきた。この調子でどんどん伸ばしていきたい。

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最近、自分の中で嬉しいことがある。畑で育てたつるむらさきが収穫できるようになった。それだけでなく、そのつるむらさきを料理に使うことができ、お客様へお出しできるまでに成長してくれた。
自分たちで育てた野菜を料理して、お客様に食べていただく。この一連の流れを経験できるのも島食の寺子屋の良さでもある。

とても貴重な経験だ。
みんなに呆れられないように、静かに心の中で喜んでいる。
(文:森塚)