見出し画像

物価高騰と北海道の交通事情

どーも、てらじーです。
今日はトレンドの「物価高騰」のお話をします。
北海道に移り住み11ヶ月が経ちます。
生活していると色々感じることや思うことがあります。

私はGW明けてから今朝までアスパラの収穫作業のお手伝いに行ってました。
平日は5時20分起床で、6時から8時まで収穫、その後9時から17時まで地域おこし協力隊としてのお仕事をしていました。
休日は8時から昼や夕方まで、収穫を手伝いまして、気づけば1か月以上経過していました。

野菜が高い!は傲慢な考えな理由

アスパラはすべて手摘みなので、労力がすごいんです。
小麦や馬鈴薯はトラクター等で収穫することが主流ですが、トウキビ・ブロッコリー・アスパラは手摘みします。
特にアスパラは朝採っても、昼や夕方には伸びているので、1日2回収穫しないといけないこともよくあります。
(こんな時、私もアスパラみたいに1日でこんだけ背が伸びればな~と能天気なことを考えてました笑)
労力を考え、苦労を知れば「野菜は高い!」なんて言えるはずがないのです。
加えて、トラクターの燃料(ガソリン)や肥料も高騰しており、農家さんも試行錯誤しているのを日々目の当たりにしています。
だからこそ、思っても言わないようにしていますし、思いたくないんですよね。
少し齧った程度のペーペーが言えることではないですが、こういったことも発信していく必要があると考えています。

走行距離課税?正気ですか?

たまに耳にする「走行距離課税」
こんなバカげたことよく考えたな。と思いました。
農作物を運ぶときはコンテナに詰め込んで車や貨物で運びます。
その車に課税するなんて、物価高騰という火に油を注ぐようなものです。
エアコンの効いている霞が関のお役人さんだからこそ考えれる素敵なアイデアだなと思います。

JR北海道の経営

離島3社という言葉をご存知でしょうか?
北海道・四国・九州を示します。
内、九州は本州3社同様上場しておりまして、私も株式を保有しております。
北海道と四国は過疎地域を走行することが多く、不動産等の収入も少なく経営体質がよいとは言えない状況です。

稼いでいる区間は?と聞かれても札幌近郊だけでしょ?となりますが、
2022年の第一四半期の資料によると、管理費を含んだ営業係数が100を切る区間は1つもありませんでした。
ということは、全区間において赤字ということになります。
加えて北海道新幹線の札幌延伸に力を注いでいるのだから、また不思議。
現在の北海道新幹線の営業係数は282なので、100円稼ぐのに282円かかる計算です。
年々、駅や路線の廃止を続けているJR北海道ですが、九州のように鉄道業以外での稼ぐ仕組みづくりに期待したいです。

線路を持たないJR貨物の扱いにくさ

JRは本州と離島の各3社以外に「貨物」もあり、様々なものをコンテナに詰めて電気機関車やディーゼル機関車で、最大26両(12ftコンテナを130個)繋ぎ、貨物満載時は10tトラック65台分の荷物を運びます。

しかしこの会社は車両を保有していますが、線路や保安設備を保有していません。
なので、JR北海道がつぶれてしまうと、JR貨物も北海道から撤退ということになりかねないのです。
これが北海道特有の交通事情だと感じています。
JRは新幹線が開業すると何でもかんでも並行在来線として、第3セクター化したがります。
3セクにすると、経営は地方自治体が主になりますので、黒字経営は至難の業といえるでしょう。

このことから、北海道の広いが故の弊害が出ていると感じています。

結論

インフレ、インフレ言っても、その土地土地の事情もありまして、そこら辺をうまく伝えることにより、値上げ許容のハードルを低くしていくことも大事かなと感じています。
先日の記事にも書きましたが、結局地理教育や経済教育=社会科教育は
大事ですよね。ということで締めさせて頂きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?