53歳教習所日記その2
*私より年上のダンディな教官が来た
*お駄賃あげるから両手出してごらんと言われてアルコールスプレーを頂く。
*教習所通い始めてここへきて初めて声を出して笑う
*そのやり取りに涙がにじむくらい落ち着いた
*君の歳でこのチャレンジすごくいいと思うよ!と言われ、「いやぁ~」と答えながら中央線はみ出しながら右折する
*もっとアクセル踏みなよ、じゃないとブレーキの意味も分かんないから、と昔やんちゃだったんじゃないかなぁと思われるダンディ教官に言われ何故だかロックンロールに思いが走る
*そういえば初めてエンジンをかけた時、ロックンロールを感じたなと思いながら坂道発進の教授を受ける
*そうだよ、あのギターをアンプにぶっ刺してギャーンとかき鳴らす電気と友達になる感じ・・・エンジンがブロロロロ~ンと振動する感じ・・・そうだよ!ロックだよ!と坂道発進の頂上で、初めて長年付き合ってきたロックミュージックの何たるかを少し垣間見る
*下った後レバーをLoからDに戻し忘れて注意され我にかえる
*優先道路に合流しようとして塀で見えないので車体半分くらいはみ出して注意される
*スムーズなブレーキングを意識するあまり膝が笑い出す。
*最初に外周3周したのだが、教官が世間話してくれたので普通にリラックスして回ったことを最後思い出す
*片手を上げて去っていく教官の背中をしばし見送る
日々一喜一憂ですな
一句
青空に 見とれたままで 生きてきた
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