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初めてのインスタントポット: 砂糖抜きのアップルソース

   「大晦日の午後1時から3時まで残っているキャベツ、玉ねぎ、りんごを無料放出します。バッグ持参でお願いします。」というお知らせが ”Pick your own” ファームから来たので、友達と出かけた。1時を15分くらいしか過ぎていないのに農場につづくわき道は大混雑。自分たちは少し離れた公園の駐車場に車を停めて、袋を持って歩いて行った。

   向かいから工事現場で使う一輪車みたいなカートにキャベツを山盛り積んだ男性がやって来た。たぶんボスニアからの移民の人だろう。彼らは冬直前になるとよそで売るのかと思うほど大量のキャベツをこの農場で買っていく。巨大な樽で漬け物にするらしい。この農場の人は住民のニーズに合わせて野菜を植えてくれるところが素晴らしい。寒冷地なので限りはあるがインドや東南アジアからの移民のリクエストで普通の食料品店では売っていない野菜も育ててくれている。こういうイベント時にいつも野菜を買っている人たちが一斉に来ると、それほど大きくない土地でこれだけ大勢の家族の口に入るものを育てているのがわかって感無量だ。

農場に着くと、キャベツ置き場はすでに強者どもが夢のあと状態で掻き落とした葉っぱだけが散乱している。自分はお目当てのりんごの柵に近づいてじゅくじゅくの崩れかけや虫食いの穴がないりんごを選り分けて持参した大きなエコバッグに入れる。バッグが半分ぐらいうまったところで、玉ねぎのコーナーに移動して別のバッグも半分くらいまで玉ねぎをつめた。ここの玉ねぎは超大玉のぷりぷりで生のスライスをサラダにいれるのが美味しい。2人暮らしには充分な量でありがたい。クリスマスの大寒波で何もかも凍ったあとだから来秋まで待たないとここのりんごは手に入らないと思っていた。最後の最後にもう一回手に入れられてラッキーだった。

   家に帰ってりんごをよく洗い6クォート(5.6リットル)のインスタントポットで2度に分けてアップルソースを作った。2022年の初めに夫が2型糖尿病と診断されてから減糖しているためシュガーレスのレシピで作る。2バッチあわせてのアップルソースの総量はクォート瓶6本だった。
この農場のりんごは甘いので砂糖無しなのに温めても冷たくてもとてもおいしい。

材料
1)よく洗ったりんご。芯を除き皮付きのまま一口大の大きさに切る。量は6クォートのインスタントポットのmaxの線くらいまで。
2)シナモン大さじ山盛り1。
3)レモン汁1/2カップ。
4)水1カップ。

手順
1)インスタントポットの中でりんごとシナモン、レモン汁を混ぜる。
2)強圧力10分でセットして自然に圧が抜けるまで待つ。
3)圧が抜けたら蓋を開けてバーミックスなどで皮も攪拌してなめらかにする。瓶に入れて冷蔵庫で保存するか冷凍する。