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就活での業界はどうやって選ぶのがいい?

前書き

※本ページはプロモーションを含みます。
テラのホワイト就活です。
今回は就活始めたてという方向けに「業界の選び方」について解説します。
就活を初めて考えることは業界をどうしようか?ということだと思います。
どんな業界があって、どんな要素から選ぶのが良いのかを過去の自分に書くイメージで紹介します。
今後も就活初心者向けという記事も作成していきます。(25卒/26卒の方向け)

そもそも業界はいくつある?

業界を区分して考えると下記のような分類(12コ)があります。
就職四季報の分類をベースにしています。
※就職四季報 総合版2025-2026

細分化すると60コになります。
あくまでも一例なので、これだけが正解というものはありません。

①マスコミ関連
1.テレビ
2.ラジオ
3.広告
4.新聞
5.通信社
6.出版
7.メディア・映像・音楽

②コンサル等
8.シンクタンク
9.コンサルティング
10.リサーチ

③IT
11.通信サービス
12.システム・ソフト

④商社など
13.商社・卸売業

⑤金融
14.銀行
15.信用金庫
16.政策金融・金庫
17.共済
18.証券
19.生命保険
20.損害保険
21.代理店
22.信販・カード・リース他

⑥メーカー
23.電機・事務機器
24.電子部品・機器
25.住宅・医療機器他
26.自動車
27.自動車部品
28.輸送用機器
29.機械
30.食品・水産
31.農林
32.印刷・紙パルプ
33.化粧品・トイレタリー
34.医薬品
35.化学
36.衣料・繊維
37.ガラス・土石・ゴム
38.金属製品
39.鉄鋼
40.非鉄
41.その他メーカー

⑦建設/不動産など
42.建設
43.住宅・マンション
44.不動産

⑧インフラ/エネルギー
45.電力・ガス
46.石油

⑨小売
47.デパート
48.コンビニ
49.スーパー
50.外食・中食
51.家電量販・薬局・HC
52.その他小売業

⑩サービス(物流以外)
53.ゲーム
54.人材・教育
55.ホテル
56.レジャー

⑪物流
57.海運・空運
58.運輸・倉庫
59.鉄道等

⑫その他サービス
60.その他サービス

さて12コの分類があって、興味がありそうな分野はあったでしょうか?
もしかすると一つもないという方もいるかもしれませんが、これだけあればいくつかは多少は気になるものがあるのではないでしょうか(60コの細分化したものでもOK)
例えば、ITに興味があるからITとなんとなくメーカーでもOKです。

業界地図でどんな企業があるかもチェックできる

なんとなく興味がある業界については業界地図も見てみると面白いです。
※「会社四季報」業界地図 2024年版

業界地図は会社四季報も出版している東洋経済新報社のバーションと日経新聞でお馴染みの日本経済新聞社が出しているバーションと2コあります。(個人的には東洋経済新報社の方がとっつきやすい)
本屋さんに行けば大体置いているはずなので、ペラペラとめくるだけでも面白いです。

業界地図にはその業界のメインプレイヤーが紹介されています。
売上や利益が合わせて記載されているので規模感が分かります。
例えば、化粧品業界では「資生堂」が国内1位、「花王」が2位となっています。
他にもコーセー、ポーラ・オルビスホールディングスやノエビアなんかも載っています。
さらに海外のプレイヤーも掲載されている業界もあり、フランスのロレアルやP&Gなどが記載されています。
こういった業界は身近な存在で、「へぇ~」となること間違いなしです。

他にもYouTuber業界!?というページもあったりします。
事務所系のUUUM、VTuber系のANYCOLORなど知っている人は知っている存在の会社が登場します。

一方で普段の生活ではあまり気にしない化学業界なんてものもあります。
例えば、化学業界では自動車や自動車部品の素材を作っていたりもします。
車が好きな方は、自動車産業を実は化学メーカーが支えているという事実を就活をして気づくかもしれません。
化学業界のメインプレイヤーは三菱ケミカル、住友化学、旭化成などがあります。
就職四季報や業界地図をパラパラめくって気づくのは、日本には製造業の会社(メーカー)が多いということです。

メーカーが4割

実は就職四季報を業界別に見るとメーカーが全体の4割を占めます。
中堅版も合わせると5,900社が掲載されていて、2,400社がメーカーというイメージです。
つまり、業界を選ぶために一番早いやり方はメーカーを入れるか入れないかとも言えます。
絶対にメーカーは嫌だ!という方は残りの6割から選べば良いということです。
逆にメーカーが良いという方は細かく分類を見ていくと簡単です。
例えば、化学と電子部品・機器メーカーに絞るでも良いです。
特に文系の方はその分野に詳しくないという方も多いハズですが、そのことは気にしなくてOKです。
文系出身でも化学メーカーの営業ほかで活躍出来ますし、文系出身の社長も当然います。

業界を絞る理由?

もちろん、業界は必ず絞らなくてはいけないという訳ではありません。
業界を絞ると、選ぶのが楽になると考えても良いです。
新卒での就活は一定数以上の企業を受けるのが普通になっています。
文系なら30社以上はエントリーする方が多いという感覚です。
つまり、業界を絞る上で大事なのはその業界に属する企業が一定あることと言えます。

そう考えると、まずメーカーを選択肢に入れるかを決めると、業界も絞りやすくなるということです。

例えば、なんとなく銀行が良いと思っていて、大阪か兵庫で探したい!と思っても数はかなり少なくなってしまいます。
銀行を含むより広い範囲の金融で考えるとか、ITや商社など他の業界と合わせて見るなども大事になってきます。
ちなみに金融には銀行のほか、信用金庫やカードやリースなども含んでいます。
ただ、就職四季報を眺めると、金融の会社の多くは本社が東京にあることが分かります。
そうなると、そもそも関西で探すことが優先度が高いのか?という自問自答も生まれるかもしれません。

会社数が多い業界

ちなみにメーカー以外で会社数が多いのは、下記です。
・商社・卸売業:770社
・システム・ソフト:400社
・建設:400社
・その他サービス:340社
・その他小売業:150社
・運輸・倉庫:150社

メーカー以外で考えるなら、上記が最初の選択肢になりそうです。

そしてメーカーの中で多い業種は下記です。
・機械:360社
・化学:270社
・食品・水産:220社
・電機・事務機器:200社
・自動車部品:190社
・金属製品:180社

メーカーで考えるなら、上記が一つの選択肢になりそうです。
ただし食品・水産の中で「明治」や「サントリー」などみんなが知っている会社ばかりだと倍率がすごいことになってしまう点に注意です。
就職四季報には倍率も公開されている場合もあるので、倍率も要チェックです。
会社数で見ると機械メーカーがこんなに多いの?と思う方がほとんどだと思います。

一人暮らしの賃貸の決め方?

就活の業界選びは一人暮らしの賃貸物件をどう決めるか?という問題と同じです。

自分だったら、下記の要素をピックアップします。
・大学に近いか(徒歩20分目安)
・予算の上限を下回っているか?(5万円以内など)
・近くにコンビニがあるか?

人によっては「バス・トイレは別がいい」とか、「駅に近い方がいい」など様々な希望があるでしょう。
当たり前ですが条件をたくさん設定すると、それを満たす物件は少なくなります。
まずは条件を書き出してみて、優先順位を付けるのが大事です。
賃貸の場合は家賃が重要なファクターになりやすいです。
家賃+譲れないものが1コか2コという感覚です。
もちろん、大学生から社会人になれば選択肢はより広がります。

業界選びも同様で、業界ごとに特徴があります。
例えば、メーカーなら地方工場に勤務するという可能性もあります。
九州出身、大学は東京という方が、東北の工場に行ってくれと言われる可能性もあります。
それが絶対に嫌ならメーカーを外して考えれば良いということです。
東京で働くならITや商社などが選択肢に上がるでしょう。
さらに海外駐在もちょっと…ということなら商社の一部の会社は外れていきます。

大事なのは数字で考えるということです。
就職四季報には配属データも掲載されていることもあります。
メーカーでも初期配属が本社勤務という場合もあったりします。(逆に半分以上が工場ということもあります)
これは配属人数を確認すれば、望まない地方配属を避けることができるかもしれないということです。
メーカーは地方配属があるという思い込みによって、実は見逃している企業や業界もあるかも?という話です。

趣味で考えても全く同じことで、好きなアーティストがLIVEをするとなれば、まずは会場のキャパが気にならないでしょうか?
キャパが大きい会場なら、チケットが当選する可能性も高いでしょうし、良い場所も取れるかもしれません。
しかし、100人限定なら、競争率は高くなってしまいます。
YouTubeの再生数やいいねの数やこのnoteだって、あらゆるものが数値化されています。

他にも年収という観点で探すことも可能です。
業界ごとの年収水準も違うため、小売業界で超高年収を満たす会社は少ないことも就職四季報を見ると分かったりもします。
就職四季報には年収や残業時間など様々な数字があるので、自分に合う数字を探すことが可能です。
新卒が辞めにくい会社がいいのか、高年収で残業も少ない会社がいいのか、最終的には自分が何を重視するのか?ということに帰着します。
なんとなくのイメージ+実際の数字で判断すれば、きっとご自身に合う業界を探せると思います。

具体的に高年収企業をサクッと探したい方は下記の記事もあります。

まとめ

今回は業界選びというテーマでお話しました。
まとめると、
・業界を知るには就職四季報や業界地図がオススメ
・賃貸と同じで優先したい条件を考える
・会社数で考えるとメーカーが多い、メーカーを含めるかどうか?
・数字で比較すればより確実に判断できる

自分が就活生に戻ったらまずはここを抑えておくというイメージです。

就活生にオススメの本という記事や、OB訪問のススメという記事も参考になると思います。

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