あの日の決断
あの日の決断は間違ってなかったと確信しています。
以降、15年の自分の居場所を決めた日であり、
一つのいのちとともに生きると誓った日でした。
こどもの頃の夢
小学生4年生の頃から我が家では犬を飼っていて
なぜかいつもわたしがお世話係で
お散歩やらお風呂やら担当していました。
日本の家庭あるあるで、外犬、繋がれ犬。
「座敷犬」いいなぁ
一緒にお昼寝、いいなぁ…‥
大人になったら自分で犬を飼う!
絶対お家の中で一緒に住むんだ!!
テレビも一緒に見る!!
これが小学生からの夢でした。
引き寄せられるままに
スーパーの張り紙を見つけて、
ラブラドールの子犬に会いに行くことに!
当時、メキシコに住み始めて8年目
日本に帰るか、メキシコに残るか迷っていました。
いちど犬を迎えたら、
以降15年は、ともに暮らしていく覚悟が必須です。
犬連れ日本帰国は、犬への負担を考えると
選択肢には入りません。
まして、これから会いにいくのは大型犬
元気いっぱいの、ラブラドールリトリバー!
道中、ラブラドールリトリバーを飼うにあたっての
必要条件を考えてみました。
①家の中飼い必須なので、ラブが住める家
②ラブがウロウロできるスペース
③近くにラブが泳げる水場があること
④一日中ひとりぼっちにならないこと
①と②で実家は却下。
途中で日本に帰る選択肢もありません。
なんとなく、宙ぶらりんな気持ちのまま
ブリーダーさん宅につき
案内された広いお庭では
12匹のベージュと黒の子犬たちが、お母さん犬にくっつて
ゾロゾロと走り回っていました。
子犬の列で、後ろから二番目を走る、
ひときわ体の大きい、ベージュ色の子に目が止まりました。
お母さんのあとを追って、大きな犬小屋に兄弟と入った後、
くるりと向きを変えて
犬小屋の入り口に伏せをして
こっちをじっと見つめてきます。
綺麗事のようになるかもですが、
「わたし、あなたと一緒に行くよ!」って
言われてるみたいで
ピピピピッと気持ちが通じた気がしたのです。
そして、「この子にしますー!」と、反射的に言ってしまっていたのでした。
抱くとおしっこ臭い(笑
このおしっこ臭いモフモフと共に異国で生きる覚悟をした。
テキーラ
当時付き合ってた彼氏(現在の夫)が
モフモフ♀にテキーラと名付けました。
テキーラとの生活はもう、最高すぎて
ここに書き出すとキリがないので別の機会に。
この文章を書いている今
彼女はもうお空の人で
一年3ヶ月も経ったのに
こうやって書き出すと色々思い出して
やっぱりグスグスとしてしまいます。
テキーラがくれたギフト
彼女は、わたしの人生に
たくさんのギフトを残してくれました。
その中の一つが
サウンドヒーリングに使っている
チベタンシンギングボウルとの出会いです。
8年前に、マダニの媒介する病気にかかり
関節痛で毎晩泣いていたテキーラ。
何かできることはないかと
インターネットで探しているときに、目に入ったのが
「チベタンシンギングボウル」
スルスルと、絶妙のタイミングで
近くに住むサウンドヒーリングを教えている
カナダ人の先生のクラスを受ける事が決まったのでした。
先生との出会いに至るまでも
思いもよらないスピード感がありました。
その速さといったら、自分以外の何か大きなうねりの中で
事が流れているときに感じる、ふしぎな体感と同じでした。
講座初日に、手のひらサイズのボウルを一つ買って
その晩に、痛い痛いと泣くテキーラのそばで
そおっと叩いてみました。
チーンとカーンの間のような
波紋のように空間に広がる音。
驚いたことに
その音を聴いたテキーラは、深呼吸とともにすぅぅぅっと
眠りについたのです。
「ええっ。なにこれ?!」
あまり期待をしてなかっただけに
ものすごい効果に驚きでいっぱいに。
そしてシンギングボウルに、魅了されてしまったのでした。
テキーラの病気は
死亡してしまうこともある難病でしたが
その後、痛みで泣き続けることはありませんでした。
2ヶ月後の血液検査で、数値は正常値に戻って
獣医さんから完治!の太鼓判を押してもらいました。
以降、私のライフワークとなった
チベタンシンギングボウルのサウンドヒーリング。
テキーラが病気にならなければ
きっと、シンギングボウルとは出会っていなかったでしょう。
テキーラがうちのばあちゃんの生まれ変わりでは?
というトンデモな記事はこちら
「私もわんこの室内飼いに憧れてたよ!!」という方
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