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中入りの成否

久しぶりにウクライナとロシアの戦争で動きが出ました。

ウクライナが突如越境攻撃を開始し8月12日、ロシアへの越境攻撃でおよそ1000平方キロメートルを制圧したと明らかにしました。

長いこと戦線が膠着していて、ロシアの人海戦術に徐々に押されていると思っていたのですが、突如の越境攻撃にびっくりした人も多いんじゃないでしょうか。

これは「中入り」という戦術ですよね。時代小説を良く読む僕としては小牧長久手の戦い(豊臣VS徳川)なんかがすぐ頭に浮かびます。
でも、この「中入り」という戦術。あまりうまく行った例を知らないんですよね。小牧長久手の戦いでも中入りを進言した池田恒興は討死し、豊臣秀次は命からがら逃げ延びて大失敗しましたしね。難しい戦術であることは確かです。

この戦法はよほど勘のいい戦闘指導者と、実戦を熟知する将兵に恵まれて、しかも、敵将が凡庸であってはじめて、可能となる難しい戦法と言われています。

今のところ、うまく行っている様子ですが、今後の推移を見守りたいと思います。

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