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それでも雲の上は...

(4月も最終日...noteを始めるときに自身に課した「月に一度くらいは...」という縛りをギリ果たすための投稿みたいになってしまったが...w)

昨今、ほぼ全ての人が項垂れているコロナ禍である。散々なものだ...

もともと「ステイホーム」な仕事のスタイルではあったが、ついに(やることはあるにせよ)直近で締め切りに終われるような仕事が底をついてしまった。(コロナ禍に関わらず「来ない時はホントに来ない」ものなのだけど...)誰を責めることもできない。

それまで仕事があったことはありがたいと思うと同時に、長いこと「描かされている」絵を量産していたのだなと気づいた。そんな中で誕生日を迎え、またひとつ歳を取ってしまい、別に感慨深くもないのだけど、月並みながら「だからこそ前向きに」と、当日のFacebook にこう記していた。


僕も例に漏れず案件中止やら表紙の絵がボツになるやらあった訳だけど、逆に少し時間ができたせいか、じっくり自身と向き合う時間が取れたようで、悶々としてた思いが一周回って「どんな絵が描きたいのか⁇」ボンヤリ見えてきたかもという感覚を掴みつつある。不安がないと言えば嘘になりますが、久しぶりにワクワクしていて(好みは分かれるだろうけど)スゴイのができそうな予感☆


そこで途中のものを一部晒してみたらなかなか好評で(誕生日だからかと思ってたけどそれだけではなかったみたい)、その数日後に(トップの絵)完成したものをアップしたのがこれだ。


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何があっても雲の上は絶対に快晴なのである。

発端は割とどこにでもある、飛行機の窓から雲を見下ろす写真を思い出したことだ。特別オリジナリティなど意識せずに撮られた写真であっても、事実としてその空の壮大なスケール感に胸高まってしまった、なんて経験をした人も少なくないのではないだろうか?

そんな思いと世の中の落ちている空気感とが重なってか、思えば随分と久しぶりに、そして「誰からも頼まれてもないのに」一気に描き上げていた。


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実際近年感じなかったくらい楽しかったし、何と言っても自分で気に入っている。僕のFacebook の中で記憶する限り、3人目の出産報告時に次ぐ反響。普段から割と投稿は多い方だと思うため、すでに若干埋もれではあるるが、これを書いた時点で(Facebook だけで)200を超えるリアクション。

それで結局、一番伝えたかったことは何か?(その投稿に)併せて添えた。

嵐の日も雨の日も、その雲の上は絶対に太陽が燦々と。
目先を見ると苦難でしかないそれさえも、
悠々と見下ろせるようでありたい。


いま世界では否応なしに劇的な変化を強いられ、誰もが不安を抱えている。綺麗ごとのようだけど、もし作品を通して誰かを励ませているのであれば、やっぱりそれは幸福だ。そして今回それが多少はできたと思えるし、そこが足りないことのひとつだなというのも感覚的に身についたような気がする。

今回はこういうテーマだったけど、昔の絵を今の画力でセルフカバー的に、若しくは未消化の「アイデアだけのもの」を少しずつ形にして行きたい。


サポートいただけたらさらに嬉しいです。実製作も含めた更なる発信に活かしたいと思います。